56.授業の作り方
今回は私の授業の作り方の解説をしたいと思います。ちなみに、中学の社会科を教えています。
授業をするまでにどんな過程をたどっているのか、といった内容です。
板書計画
まずは、板書計画から立てます。教員なりたての頃は、1から自分で考えていました。
「オリジナルの授業がいいでしょ!!」的な考えを持っていたからです。しかし、「これ、効率悪くね?」ということに気づき、指導書の板書計画からインスピレーションをもらっています(はい、ただのパクリです)。
ただし、私が参考にしている指導書は、文字が多いんですよね・・・これ授業でやったら、生徒ついてこれんがな。っていうくらい文字が多いです。
なので、指導書の板書計画を参考にしながら、文字数を削っていくようにしています。
今では、ほぼキーワード程度まで削りました。
細かい説明は、口頭で行い、それがメモできる生徒はメモをするというスタイルになっています。
途中の課題
私は、授業で2回課題を出すようにしています。1回5分程度で終わる課題を作成します。
1つ目は調べ学習という名の用語や人物調べです。これも1から問題を考えるのではなく、ワーク(副教材)から問題を出します。
2つ目の課題は、文章で答える問題を作成します。これも、指導書に問題があらかじめ準備されているので、それを利用します。指導書って便利ですよ!
これらの2つの課題をプリントで行うのではなく、主にグーグルフォームで取り組ませます。なので、教員が配布、採点、回収、集計する時間は大幅に短縮されます。
こちらも参考にしてください。
導入
最後に導入でどう話を切り出すかを考えます。
・前の授業との繋がりや、小学校での知識を思い出させるような話
・興味をひく話題
・「なぜそうなったんだろう?」と考えさせる話題
を中心に話す内容を考えます。
8割の完成度
授業の完成度は、8割程度を目指しましょう。
100%の授業を目指すとデメリットも多いです。
・そもそも100%準備したものがいい授業とは限らない
・際限がない(無限に準備しないといけない)
・時間の無駄
なので、8割程度目指しましょう。
修正
中学校だと、複数の学級で授業を行うので、都度修正すると3回目くらいにはいい授業ができます。
私の経験上、4回目、5回目の授業も修正するといい授業ができるか?というとそうでもありません。3回目くらいの授業が丁度いい完成度になるので、4回目、5回目はそのクオリティを維持する程度でいいです。
むしろ修正に、修正を重ねた方が失敗します。「お、これいいな」と思えたらそれ以上は目指さない方がいいです。
最後に
授業をつくるパターンが完成すると、30分程度でそこそこの授業を完成することができます。あとは、トライ&エラーです!!
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