じゃがりこのヒットコンセプト
皆さんご存知の「じゃがりこ」は、マックのドライブスルーやスタバのコーヒーと同じく「新しい消費の場所」を狙った商品です。
「"袋菓子以外"の新しいじゃがいものお菓子を作ろう」
それが、じゃがりこの出発点でした。
当時スナック菓子は「袋菓子」が一般的…
そこでさらなる消費拡大のために別の消費シーンを徹底的に模索したのです。
新商品のコンセプトやターゲットは「ポテトチップスなどの袋菓子と一線を画すものにしたい」と考えました。
家の中で食べる袋菓子に対し「外で食べる形状のお菓子」というコンセプトから、手を汚さずにつまみやすいスティックタイプに…
そしてターゲットは主婦や子供ではなく、流行に敏感な「女子高生」を狙いました。
その結果生まれたのが、彼女たちが手に持って食べやすいカップ型の「じゃがりこ」だったのです。
シェアしやすく、中身がのぞきやすいのもポイントですね。
売場の狙いは女子高生の多いコンビニをメインにしました。
これらの「コンセプト」や「ターゲティング」「チャネル戦略」が的中し「じゃがりこ」は空前の大ヒット商品となったのです。
「今ある姿が正しいとはいえない」
そんな事を考えさせられるエピソードですよね。