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カテゴリーキラー
《カテゴリーキラー》とは、特定分野の商品群において圧倒的な品揃えを行い、低価格大量販売をする小売業のことです。
カテゴリーキラーが出店すると、競合店の当該カテゴリーの売上高が極端に低下し、取り扱いを止めてしまったり、部門廃止や縮小に追い込まれていったことからこの名前がつけられたと言われています。
デパートや大規模小売店などの業態が幅広く扱っていた商品の各分野を「専門特化した品揃え」さらに「価格にも競争力を付けた」別業態で個別出店することを総じて《カテゴリーキラー》と呼ぶわけです。
代表的企業として、玩具・子供用品の「トイザらス」などがあげられますね。
そりゃデパートの横にトイザらスが出店しようものなら、デパート内の子供用品売り場は閑古鳥が鳴きますよ…
全体的な集客力や販売力はデパートに敵わないとしても、ある分野に特化するなら勝負が可能というわけです。
勿論その為には「品揃え」と「低価格」もしくは「専門特化性」を実現しなければなりませんが、その「専門性」もお客様の需要が特に高いものである必要があります。
カテゴリーキラーとなる企業はそれだけ市場を徹底的に分析し、顧客のニーズを捉えるため常に工夫と努力を重ねています。
・独自性・専門性を重視
・コンセプトへの徹底的なこだわり
・極限までコストダウンするための環境整備
・徹底したニーズの探究
これらを実現することで、とある分野での圧倒的な立ち位置を確立できるのです。
例えばあなたの街に「コストコ」が出店してきたら、今まで行っていたお店にどれくらい行かなくなるでしょうか…
飲食店などでもこういった例は沢山あります。
この《カテゴリーキラー》は自社で活かせられたら強みですが、他社に近隣でやられると大きな脅威になりますので、その対策なども想定しておかねばなりません。
他にも沢山の事例がありますので、色々と調べてみるのも面白いと思います。