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イノベーション 〜その7〜

本日のイノベーションの切り口は
《大きいを小さいに》

これは沢山ありますよね!

例えば[ミニせんべい]や[ミニポテトチップス]などはよくコンビニで売ってます。
これは「袋菓子だとかさばる」という事で、女性のバックに入りやすいようにスティック型の包装に入れたわけです。

携帯電話ももちろんそうです。
携帯が普及し始めた25〜30年ほど前(まだ"移動電話"と呼ばれていた頃)は、今のスマートフォンやガラケーよりもだいぶ厚みも重さもあって、とてもかさばるものでした。

バブル芸人の平野ノラさんがネタで「しもしも〜」ってやってる大型のカバンみたいなのがリアルな携帯電話でしたからね…

他にも、最近では[プロジェクター]の小型化競争が激化しているそうです。
4K対応、最大200インチ投影で端子系も充実してるのに手のひらに収まるくらい小さくなっているとか。
今後は更に小型化して携帯電話にプロジェクター機能が搭載されるのも遠くはなさそうです。

しかしここで注意すべき点があります。

『技術のイノベーションは異業種にも波及してくる』ということです。

クリーニング店や他のアパレル業界は、ユニクロの[ヒートテック]の影響を強く受けました。
セーターや場合によってはコートが必要なくなってしまったのです。

3Dプリンターは「第3次産業革命」とも言われています。
歯科技工士の仕事はなくなるかもしれませんし、義足技師や車の板金屋さんなんかも影響を受けるでしょう。
AIと3Dプリンターの普及が進めば、現在の多くの職業が奪われ、失業者が更に増える事は避けようのない未来です。

デジカメは携帯電話のカメラ機能の向上によりその市場が縮小しましたよね。

小型化によってあらゆるものが携帯電話に収まっていく事で、既存の商品や出遅れたメーカーはどんどん苦境に立たされるでしょう。

こうして『イノベーション』は意図せずとも異業種にも影響を与えていくので、新しい技術やイノベーションにはアンテナを張っていなければなりません。

小型化・携帯化のイノベーションは、常に世の中を大きく塗り替えているのです。

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