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ランドセルの戦略

近年のランドセルは、色も種類も豊富ですごいことになってます。

夕方の登下校に、子供の存在を車に知らせる「反射ベルト」
すぐに手が届くショルダー部分に取り付けられた防犯ブザー。
本革は重いので、軽量化の為に開発された人工皮革。
クリアファイルも余裕で入る大きめのサイズ。

まぁ、その辺は理解できますが、最近では用途に合わせて子供が自由にカスタマイズ出来たりするそうです。

なかには職人が手縫いした刺繍入りのものや、数十万円もする高級なものまであるのだとか…

すごいですね〜

さておき、今回はランドセルの凄さよりも、その「販売時期」のお話。

入学式のある3月〜4月の少し前になると、商戦激しくランドセルが売れまくってるイメージですが、実は最も売れるのは「8月」なんだそうです。

理由は→「旧盆に親の帰省について来た孫と一緒に、祖父母がランドセル選びをするから」だとか。

言われてみると確かに、ランドセルをプレゼントするのは、おじいちゃんおばあちゃんのイメージがあります。

最近はランドセルも高級化してきているので、親としても助かるといったところでしょうか。
「来年は小学生だからね〜」なんて言って、祖父母に買ってもらう人も多いのでしょう。

そりゃ孫におねだりされたら買ってしまいますよね。

この様に、購買時期というのは「いつ買うか」より「誰か買うか」という部分にスポットを当てる事も大事なのです。

特にランドセルは生涯で何個も買いませんから、時期を売り逃すと売れなくなってしまいますからね。

お中元(夏)に鍋、お歳暮(冬)にアイスが売れる仕組みも作れないでしょうか。
「いつ贈るか」より「誰に贈るか」に焦点を充てて考えるとヒントがありそうです。

色々と考えさせられます。

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