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自分時間の大切さ

春の訪れが隣にきたような気候になって、桜の開花のニュースなんかも聞こえてきた。

庭に植わっている梅なんて、2月からすでに花を咲かせていたから自然界の季節の移り変わりはもう春かな。


昨日、友達と外出中にじわり頭が痛くなって早くその場から立ち去りたくなった。

たしかに外の空気を感じられる場所ではなかったり、トイレに行くのを我慢していたりというのはあったけど、それにしても息苦しいなと。

ふと考えると、自分の時間をとっていなかったことに気づいた。

その日はそもそも予定を2つ済ませていて、しかもそれが少しフォーマルなものだったからさらにだったのかも。

そんな意識が自分では全くなくて、帰宅して落ち着いたら振り返るために、Googleカレンダーじゃなく、毎月簡易的に手帳に自作しているカレンダーを書いてみた。
そういえば、今月はそれを書くことさえしていなかった。

最近、なるべく予定を入れて規則正しい生活をしようと思っていた。すると予定は入るもので、毎日どこかしらに出かけられていた。
といっても大層なことをしている訳ではないのだけれど。

全体的にみてもあまり自分時間を取れていなかったと同時に、私には一日の中での自分時間が必要だということも再認識した。


実は私は小さい頃から人より休みが必要で、睡眠も必要で、そうじゃないとまた日常に戻れないから、それが怠けていると言われることも多々ありすごく嫌だった。

それは自分でも嫌で、人から言われると痛い所を突かれてさらに嫌になっていた。
コンプレックスの一つだった。

なんで私はこんなに出来ひんのやろうと思ってたけど、改めてそれはもう特性なんやから「なんで?」と思っても難しいことであるんだろうなと感じてきた。

分かりやすく分類分けすると、最近はチラチラと耳にするようになりNHKなどでも取り上げられるようになったHSPが自分に当てはまっているような気がする。
HSPとはHighly Sensitive Personの略で、とても敏感な人と訳されることが多い。
病気や障がいを指す医学の言葉ではなく、気質を指す心理学の言葉。


『繊細さん』というワードで本が出ていたりするけど、それにはあまりしっくりきていない。

『内向型』というワードも内向的=社会性がないようなイメージだったけど、『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』という本を読んでイメージが変わった。
この本の全部に賛同ではなく、あれ?と思う部分もありながら参考になる部分がたくさんあった。

内向型といっても、別にそこに分類している人を否定している言葉ではなく、内向型と外向型に分けられてそれぞれに特性があって、両者にはさらに細分化された型があるから内向型の人同士が必ずしも内向的という訳でも、もちろん世の中の人がその2種類に均一に分けられる訳でもない。

その中でも、内向型の多くの人は人より睡眠時間が必要だったり、一人の時間が必要だったりと私の嫌だったことに当てはまる部分もあるし、他にもいろんな特徴がある。

この本もしかり、HSPという気質が自分にあるということを知ってからは、その中に当てはまっただけで、別に劣っている訳ではなく、だからその気質をどうするかを考えた方がいいなというマインドセットになった。

だから今は、私にはなにがどの程度必要なのか実験して、仮説を立てて、実験しての繰り返しをしていこうかなの段階。

なのに、ついつい自分時間の確保を忘れてしまっていて、「あ、しんどいな」のサインがいろいろと出始めてから気づいたのが昨日。

癖はすぐには治らないなと痛感。


自分時間の中で『手札リスト』をつくった。
『手札リスト』とは、気分が落ち込んだり、沈んだり、モヤモヤしたときに自分の機嫌を取るための手札になる事柄のリストのこと。

それを自分で知ってるってなかなか強い!

一瞬で変わることなんて、また一瞬で変わっていくだろうから、一つずつ、自分が一番自分に対して根気強くいてあげられればなと。

目下はどうしてか冬には肉を蓄える体をどう夏に向けて絞れるか、結局それも一つずつだよな、近道はないよなという話に変わってしまいそうなので、いい感じに話題が外れないこのぐらいで。

自戒も込めて、なにかで振り返って「あ、自分時間ね」となるようにという意味合いでもメモ。





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