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私を見つけてくれた人たち#71
以前にも書いたが、私はDTMをはじめて楽曲を細々とフリーBGMとして登録していた。
多くの方から楽曲の使用連絡をいただき、当時はメールを読むだけで舞い上がった。
まだ音を鳴らすだけで精一杯の頃に、楽曲の感想をいただけるのはありがたいことだった。
それから数年が経ち、出産・育児で作曲の時間は少なくなったものの、同じように細々とできる範囲で曲を作っていた。
作曲ができることと、DAWを扱えるのは意味が異なる。
どうしてこうも頭に思い浮かんだ曲が表現できないのだろうと、もどかしい気持ちになることも多かった。
曲を作りながら、「この曲、使ってくれる人がいるんだろうか」「このまま曲を作り続けて何になるんだろう」と思うことも正直ある。
気持ちに波のある日は、作曲をしなかった。
執筆の仕事だってあるし、何より優先すべき育児もある。意味のないことを続けているような気がした時もある。
育児で疲れ切った日が数年続いた。
今年になって次男が2歳になり、気持ちに余裕ができてきたことと、神様がそのタイミングを見計っていたかのように多くの出会いがあった。
それは直接会える人でもあったし、未だに会えていない人もいる。
フリーBGMから、Youtubeから、SNSから私を見つけてくれた人たちに、私はありがとうと言いたい。
決して出会うことがなかったであろう方達と出会うことができたおかげで、やっぱり音楽を作るのが好きだと再確認した。
それは発信しなければあり得なかった出会いで、そして相手もまたインターネットの世界にいたからこその縁。
私もまた、私を見つけてくれた人たちのように、誰かを見つけて声をかけられるような人でありたいと思う今日この頃だ。