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うちの台所|キッチンを作る愉しみ

先週、ちょっとしたリフォームでキッチンを施工してもらった会社の方に来ていただきました。
この家に引っ越してきて、7年とちょっと。
もうそんなに経ったのか、と驚きの気持ちもあります。
久しぶりに取材の時の写真などが出てきたので、うちの台所のこと、書いてみようと思います。

台所は私が一番長く過ごす場所です。
世の主婦や主夫の皆さんも、同じような方、多いんじゃないかしら。
特にこの自粛期間中は、家族が在宅勤務だったこともあり、食事の準備をする回数も時間も増え、家の中でもソーシャルディスタンスを守る(というか適度な距離があったほうがお互いに気楽・笑)という点からも、キッチンにこもっている時間が長かったです。

それだけに、使いやすくて、居心地のいい場所なら嬉しい。
ああしたい、こうしたい、多かれ少なかれ、夢や希望があるんじゃないか、と。
私の場合、今も、次回は……と妄想してたりします(笑)
限られたスペースとか予算とか、そういう制限がある中で、いろいろと考えるのも楽しい。
そういう楽しい妄想や、次のキッチン計画のヒントになればいいな、と。

前に住んでいたマンションは、キッチンが独立していて、リビングダイニングとは離れていました。
料理教室はその部屋に住んでいる時にスタートしたのですが、当時はダイニングテーブルにレッスンの時にはステンレスのワゴンをくっつけて、そこにカセットコンロをのせてデモンストレーション。
普段の食事の用意をするには充分なキッチンでしたが、料理教室のことを考えると、もう少し広いといいなあ、と思うことも。

気に入っていた部屋でしたが、10年住んで、ご縁があって、今の家に引っ越すことになりました。

この家、いわゆるコーポラティブハウスというもので、数戸で組合を作って共同で建てるスタイルです。我が家は途中からの加入で、全体の設計にはタッチしていないのですが、うちの部分はある程度自由に設計することができました。

キッチンは、家全体の設計をする建築家の先生とは別に、以前よりお付き合いがあった(なんと最初の出会いはブログ!)オーダーキッチンのリブコンテンツさんにお願いすることにしました。

料理教室をやることを前提に、私の希望は第一に「面が広いこと
お料理する人なら、きっとウンウン、と頷いていただけるかと。
特に一人暮らしの人だと、小さなキッチンで、切った野菜を置く場所がなくて、レンジの上に、とか、いろいろ工夫してると思うのです。
私も半年ほど会社の寮にいましたが、まさにそういう状況でした。

前のキッチンでは、例えば盛り付けのためにお皿を並べようとしても、ミート皿だと6枚は無理。もちろん何度かに分ければいいのですが、できればお皿をずらっと並べて盛り付けしたい!
ということで、広いカウンターが欲しい、と。

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L字型のカウンターにして、がっつり調理をする部分と、デモンストレーションをしたり、ちょっとした食事ができるような部分と、役割を分けて。

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シンクは悩んだのですが、メインのものに加えて、小さなシンクを一つ、つけました。
当初、保健所の許可をとって、ということも考えていたので、シンクを二つにしましたが、結果として、正解だったなあ、と。
こちらは生徒さんに手を洗ってもらったり、デモンストレーションの時に、さっと手やお布巾を洗いたい時などに便利です。

特に作業する人数が多い時、撮影時などには、水場が二つあるというのは、ありがたい。

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ここはまな板を入れる棚が欲しい、扉はいらないとか、引き出しの高さや面材の材質など、好きなようにできるのが、オーダーのいいところ。
お金をかけない部分は簡単に、こだわるところはそれなりに、とメリハリをつけることができるのも、オーダーならではですね。

我が家の場合は、キッチン側の面材は、汚れにくいこと、掃除がしやすいことを優先。白でお手頃なものを選びました。
ダイニング側は見た目重視で、前の家から持ち込んだお気に入りのダイニングテーブルに合わせてウォールナットの木目をセレクト。

取っ手も、たくさんの中から選ぶことができます。
私の場合、シンクの所はタオルをかけられるように、コの字型のものを。
全て同じ形にしようかとも思ったのですが、下の引き出しは、小さなものに。小さい方は出っ張りが少ない、ぐらつきにくい(緩みにくい)という利点があります。もしかしたら価格も安かったのかも!

一つ一つ選ぶのは大変ではありますが、楽しい作業でもありました。
細かい部分で工夫したところなどは、明日にでも!


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