呼び名の由来
うっと、という呼び名は小学校の時についた。
名前がゆきこ、なので、ゆっこちゃんと呼ばれていたのだが、ゆっこ→ゆっと、と変化し、しまいには「ゆ」の母音の「う」が残って、うっとと呼ばれるようになった。
うっと、なんてあまり無い呼び名だ。
ゆきこ、から、うっと、を簡単に想像することもないだろう。
だから私はこの呼び名がとても気に入っていて、中学以降看護学生の頃までも新しい友だちに「うっと」と呼んでもらっていた。
さすがに仕事をするようになってからは、職場の先輩に「うっと、と呼んで下さい!」なんて言うはずもなく。名字+さんか、名前+さんで呼ばれることに次第に慣れていった。
子どもの頃から、普通とはちょっと違う、のが好きだった。
呼び名をこちらから強要(?)してまで使ってもらっていたのも、そういうことだ。
この場合の「普通」は良く有る、つまり多数派という意味だ。
呼び名以外だと、例えば習い事。
ピアノやバイオリンじゃなくお三味線を習っていたり。
フラダンスやヒップホップじゃなくタップダンスやベリーダンスを習っていたり。
手芸もそう。
母の隣で3歳で針を持ち、縫い物、編み物、色々な手芸を楽しんできたが、どハマリしたのはマクラメ。
ちょっと人と違う、に快感を覚える。更に、多数派がやってることは初めから選択肢に入らない。とは言っても、望んで目立とうとすることはない。
なんというか、アウトローというにはちっぽけ過ぎるが、この指向が私の様々な選択の基礎なのは間違いない。
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