近状:ネット環境変更とアケコン改造

ネット関係の改善

 身にまとわりつく情報から距離を取ったり、環境を変えたりしていた。メインのメールアカウントを10年ぶりに変更ということも気分転換のひとつでもある。

 青い鳥SNSでは時事/技術ニュースを見る程度になり、イラストはMastodon.artに進捗ラフなどを含めてアップロードすることにした。実際見られているかどうかはともかく、人の目がある場所にアップロードすることは一種のモチベーション維持にも実にいいし、私の好みにあったサーバ運用方針ということもあり、今のところはとても使い心地が良い。イラスト技術や同士のボヤキなどは強制反応不要という運営下にあるDiscordサーバで拝見するといった使い分けも始めたところ、精神衛生上にもよくなった。

 社会には必要であろう議論や批判をすることが、常に私にとって必要であるかは実のところ関係がないし、様々な意味で品性のない話題からは遠ざかりたいのだ。そのような理由から日常でも技術者があつまるMisskey.devや読書中心のDiscordサーバなどに参加してみたところ、語られる視点が異なっていて役立つことや、くすりと笑える話が多くこれが大変良かった。コミュニティの特徴というのは時に閉鎖的とも捉えられることもあるが、そこに自分必要であった失われたパーツが見つかることもあるものだ。有象無象の濁流から遠く、静かなで美しい渓流のような場所がまだまだネットワークにも存在する。諦めて探さなかったことは自分の怠慢だろう。このような感じで有益で、ある程度治安が整った場所はこれから一定のハードルが設けられたクローズドコミュニティ(ある程度の公開範囲が決められている)になることは必然なのかもしれない。

アーケードコントローラーを改造

 アーケードコントローラー(通称アケコン)は主に格闘ゲームに最適化されたゲーム用コントローラーのことだ。レバーと大きめのボタンがついた厳つい筐体(2kg程度)をしている。最近、この業界には「レバーレス」といった流れがあるようで、日常的に格闘ゲームをしない割にはアケコンを所持していた自分は構造的興味から調べていたりした。そう、調べていたはずなのだが、いつの間にかCHERRY社軸の部品や換装用ボタンを購入していた。おかしい。あるのだから仕方がない、手元に部品があるので全部付け替えるしかない。

レバー部分をキーボードキーに置き換える部品。
ハンダ要らずの差し替えるだけの配線。耐震用ジェルで固定することにした。

 保育園児からqwertyキーボードに親しんでいる人間なので、一番扱いやすいデバイスはアケコンでもなく、ゲームパッドでもなく、キーボードであるからこれはとても良い。「日常的に使っているゲーミングメカニカルキーボードでプレイしたらいいんじゃね」という正論をささやく己のゴーストをガン無視し続けて、こちらのほうが手への負担が小さいんだ!と言いつつも、使っていない左手デバイスがこちらをチラ見しているような気がした。あちらのほうが、長時間使用に向いている優しいデザインなのである。こちらも無視。

 さてこれらの当然のような自己指摘を無視し続け、改造を終えた。操作もこちらのほうが速く正確に可能になった。技の発生が速い。理屈から考えてもそうなのだが、素人の私であっても体感でわかるほどである。詳しくは割愛するが、構造や理論についてはときどさんのYoutubeがとても良かったのでこちらを参照してほしい。

 部品は下記シリーズを利用。国内在庫はあまりないようなので海外から購入するほうが良いかも知れない。メジャーアケコンにピッタリ設計もされているのでドライバーしか持ったことがないと悩んでいる女子でも大丈夫だ。問題ない。それに生粋のキーボードゲーマーであれば、プレイフィールが向上するかもしれない。

 私のスキルといえば、まさかのガード練習をするレベルでCPU相手にスパーリングをする程度だ。当然だがデバイスの改造しても身体の反応速度はあがるわけではない。コンボはそのうちやるといったヌルオブヌルい状態でギルティ・ギアをプレイしている状態だ。緩くこのレベルから遊ぶ同士を探しているが、どうかね?これもアケコンを改造したといった動機が元になっているのだが、普通は逆かもしれない。

 身の回りを整えたり、己に適切なデバイスを作ってみたりすると、セロトニンの分泌が促されるが如く癒やされるので、今後も積極的にやってゆきたい所存だ。