【理念で売るコーヒー #10】BIKAS COFFEE発祥の地『ネパール・ポカラ』に本店あり。目指すは、トレーサビリティの高いコーヒーショップ。
早いもので2022年も半分が終わりました。
年に1度の5月に行われる植樹クラファンも、昨年と同様に2年連続で、プロジェクト公開初日での100%達成をすることができました。
第2期となる今回は、みんなの木を含む114本のオーナー苗を集めることができ、つい先日皆様の想いを植えてきました。(僕個人も2年半ぶりのネパールでした。)
コーヒーの苗を植えることは想像以上に大変で、農家さんが一本一本育てるのにいかに手間と暇をかけて作っているのか目の当たりにしました。
しかし、村のリーダーであるガンガさんは、黙々と作業を進めていきます。話を聞くと、大のコーヒー好きとのこと。育てることはもちろんですが、飲むことも大好きという珍しいタイプの農家さんです。そんなガンガさんだからこそ、植樹という価値を理解し、協力してくれているのだろうなととても感動したことを覚えています。
こうして彼が好きでコーヒーを育てること自体が、まさに「GLOBALACTION」そのものだと気づかされた時には、BIKAS COFFEEのバリューチェーンが生産にもしっかり反映されていることを誇りに思うことができました。
カトマンズからポカラに本店を移したワケ
さて、今回のネパール渡航のもう一つのメイン。ネパール本店の物件探しに移りましょう。
タイトルにもある通り、結論から申し上げると元々の予定であった首都「カトマンズ」から第二の都市「ポカラ」に本店を構えることにいたしました。
遡ること、2021年12月。
年末のイベントで僕は約束をしました。
「2022年、カトマンズに本店を構える」と。
ブランドの創設当初から店舗展開をするならネパールと決めていたわけではありましたが、世界中・ネパール中からの注目が高いことから、ネパール・カトマンズに店舗を構えることを夢にしていました。
世界中に「GLOBALACTION」という価値観を発信し、世界中からそんな価値観に共感する人々が集まる場所として本店をつくりたかった。
そんな中、4月ごろから現地スタッフのサミルさん・ゴクールさんを中心にカトマンズで物件を探し、いくつか候補を絞っていたものの、契約前に横取りされたり、物件の価格が高騰していたりと、カトマンズの市況はとても活発でした。
目星をつけていた候補が全滅し、カトマンズ中を練り歩き、やっとこさ追加で見つけた物件もホテルの中だったり、2階だったりと希望の条件での物件が見つからず、妥協することも視野に入った時に、ある問いが生まれたのです。
「本店がカトマンズである必要はあるのか?」
「まずはポカラからという選択肢はないのか?」
ビジネスとしては立地条件や家賃など考える部分も多いですが、「本店」というからにはみんなが想像できる「THE・BIKAS COFFEE」でなければいけない。看板であったり世界観であったり、一番譲れないポイントでした。
それでもポカラに移動したからといって、いい物件と巡り合う保証はなかったものの、カトマンズに残るよりかはということで、決死の覚悟でポカラに移動。移動先で、運命的な物件に出会うことができました。
後から振り返ってみても、ポカラに本店を置くことは、トレーサビリティの高いD2Cを伝えるためには、いろんな意味でプラスの効果を生む結果になると気づきました。
ハルパン村のコーヒー農園
ニルマリポカリのコーヒー工場
レイクサイドにあるジャガンさんの焙煎所
トレーサビリティの高いコーヒーのD2Cを目指す
BIKAS COFFEE発祥の地「ポカラ」
ここ、「ポカラ」こそ僕たちのストーリーを届けられる原点であると。
少なくともカトマンズで妥協をして、店舗を構えていたら「本店」と呼べるほどのクオリティを担保できなかったと思います。「本店」というからには、BIKAS COFFEEが生まれた場所で、BIKAS COFFEEができる過程を意識しながら、BIKAS COFFEEを楽しむことができたらと思っております。
そして、これだけカトマンズ、カトマンズと豪語してきた僕らにプライドはないのかという声も飛んできそうですが、カトマンズ店を諦めたわけではありません。
ポカラで修行をしたのちに、ネパールから世界へ発信する拠点として3年以内に出店できたらいいなと考えています。
東京・江戸川橋店はトレンドの最先端として
ネパール・ポカラ店はトレーサビリティを感じられる本店として
ネパール・カトマンズ店は世界への発信拠点として
それぞれの土地柄の特徴を生かしながら、各地域に活気と繁栄をもたらせていくことを約束します。
そんな本店となるポカラ店のデザインがほぼ完成したので、本邦初公開です!
今回のデザインは、ネパール人のデザイナーに参加してもらい、現地のストアマネージャーもネパール人を起用し国籍を超えてプロジェクトを成功させようとしています。もちろん、ポカラ店のデザインは彼女のGLOBALACTIONです。完成した時には、ポカラ店オープンに向けて尽力したスタッフリスト作りたいですね!
BIKAS COFFEE ネパール・ポカラ店は9月中旬のオープンを予定しています。今回は、オープンを記念しまして日本からもファンの皆さまをネパールへご招待したいと考えています。
この機会に、BIKAS COFFEE発祥の地で、BIKAS COFFEEを味わいませんか?
<BIKAS COFFEE NEPAL TOUR 2022 SUMMER 募集要項>
またツアーだけでなく、今回はBIKAS COFFEE海外進出におけるネパール・ポカラ店のオープンスタッフやハルパン村での農業インターンなども募集する予定となっています。海外チャレンジに興味がある人は別途ご案内を差し上げます。お気軽にご連絡ください!
そして、NEW BORDERの時代へ
東京・江戸川橋に続き、ネパール・ポカラにも拠点ができます。
BIKAS CAN BIKAS
という僕らのブランドの理念が国境・国籍・言語の壁を超えて、どこまで価値浸透できるかがこれからの勝負です。ずっと変わらないのは、どんなヒトであれ、BIKAS COFFEEの理念に共感してくれるファンと未来に向かっていくことは変わりません。
新しい時代、新しい出会いを楽しみにオープンを待ちたいと思います。
2022.7.13
BIKAS COFFEE
ブランドマネージャー
菅 勇輝
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