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世界なんて簡単に変わると思ってた

世界なんて簡単に変わると思ってた

こんな僕たちでもすごいことができるんや!ってただ証明したかった

大学生で途上国に学校建ててん!ってただかっこつけたかった

そんな僕たちの夢は7年もかかってようやく現実となった

夢が実現した今こみ上げてくる想い

”ここが僕の新たなスタートライン”

2019.3.12

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この物語は、これから何かに挑戦しようとしている人、今何かに挑戦している人に贈る、ある少年が夢を追い続けたノンフィクションの物語だ。


Part.1 6人で始めた小さな会話 ”世界を変えよう”

2012.4.2
新生活に胸躍らす春。大学生2日目。
僕もようやく大学生になった。

この日が大学生活とその後の人生を大きく左右する運命の日になるとは知らずに。

サークルの勧誘や履修登録・留学の説明会、学部のテストなど
大忙しの日にあって運命的な出会いを果たした。

その日は学部のパーティーがあり、そこで意気投合した友達が数人できた。
後の学生団体LUCKYの立ち上げメンバーである。

その友達とそのままテニスサークルの新歓に行ったが、
元々サークルに対しての興味もなかった僕は無論楽しめず、
コールが飛び交う新歓なんてましてや、つまんねーと思いながらただただ眺めていた。

帰り道。

せっかくの大学生活、何か他の人と違ったことをしたい。
そう思った時にはすでにこの言葉を友達に投げかけていた。

「世界を変えたい」

どうせ馬鹿にされるだろうなーと思ったが、
友達もどうやら同じことを思っていたようで、
そのまま話が止まらなくなり、
その日見たある一本の映画が僕たちの未来を明るくした。

「僕たちは世界を変えることができない」

葉田甲太さんのノンフィクション書籍が映画化した一本だ。
2012年当時は最新作として僕たちの目にも止まった。

内容は普通の医大生たちがカンボジアに小学校を建てるまでの奮闘記である。

当時、国際協力もボランティアもわからない僕たちであったが、
”途上国に学校を建てる”ことで世界は変わるのではないか?
僕たちの大学生活も色づくのではないか?

4畳半。
6人で始めたその小さな会話からすべての軌跡がはじまった。

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こうして波乱万丈の大学生活が始まったのである。


つづく

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