『現在地を知る』
発達支援の仕事をしていると、お母様から、
色々な質問をされる。
『先生によって子どもの関わり方が違う』
『好きな玩具を要求する我が子に対して、
要求をすぐに受け入れてくれる先生と、
やるべき課題をやってから、好きな玩具を出してく
れる先生。泣いても引かないで、課題をやらせようとする。それぞれ、やり方が、何故、違うのか?』
私が伝えたことは、どちらも正解。
どちらが良い悪いではない。
子どもの『現在地』今の発達段階によって、関わり方を変えるし、子どもとの信頼関係によって、どこまで、押すか?頑張らせるか?も変わる。
そのお子さんが、初めて、『これ、やる!』と教材を指差して、二語文で伝えたら、私はすぐに、その子に好きな教材を渡しました。
保護者さんには、『集中力がないよう見えた』
確かに、現象としては、一つの教材をやる時間は短い。しかし、その子は半年前は、着席も出来ず、
ほとんど発語もなかったのです。
『今のセンターピン』要求を言葉で伝えること。
それが当たり前になったら、次の課題を考えます。
今の現在地を知ることが大切です。