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(歌詞)つつじの花びら

ふすま開けたらそこは茶室、狭くて御香と畳の匂い 
おいでやす、京都弁がまろやかに和ませて一杯の茶碗の中に茶湯は、
濃くて苦くほんのりと茶葉の香りがぼくの鼻の奥を通り抜けてゆく

山々のツツジの花たちが群がりぼくに和歌を詠ませる
みやびという女の子と出逢ってぼくはすこしほんのり頬を赤らめる
京美人 うつくしの十二単の衣 長くて艷やかな黒髪 散る桜の儚さ

さらさらと筆の毛先で焦がれし浅き夢を書く清少納言の面影 
ひらがなで綴って書いては涙と墨汁でその文脈は滲んでぼやけていた
万葉の言葉たちが散らばってさらさらと桜の花びらときに笹の葉に似ていた 

きみはいずこへ、ぼくはここにいる 
きみはいずこへ、どこから鈴の音が聴こえてくる   
蹴鞠唄をくちずむ祭囃子の竹笛とお三味とお琴の祇園の和のもてなし

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