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震災とHSP

能登半島地震から6日。
被災者の方々は本当に大変な思いをされていると思います。
心よりお見舞い申し上げます。

今回は震災とHSPについて考えたことについて書いていきます。

HSPの方に限らず、震災が起こるたびに心を痛めている方は数多くいると思います。
私もその内の1人です。

普段事故などの悲しいニュースは見ないようにして生活していますが
今回の能登半島地震の情報は毎日確認しています。

震災関連の記事を読む度に、犠牲になった方、家族が亡くなったり負傷した方、
避難所にいる方の状況や心情を想像すると、とても悲しい気持ちになります。

「自分はこんなに暖かいところにいるのに」
「自分が今楽しい時間を過ごしているこの瞬間にも、苦しんでいる人がいる」
「今この瞬間に生死を彷徨っている人がいるのに、自分には何もできない。助けてあげられない」

罪悪感や無力感、悲しみを日々感じています。
記事の内容を思い出して、ふとした瞬間に涙が出てくることもあります。

共感性の高い方、HSPの方は、私と同じようなことを感じる方も多いのではないでしょうか。

災害における共感と、今できることについて考えてみました。

★共感は救いとなる

水俣病で有名な水俣では、共感性の高い人のことを「悶え神」と言うそうです。
近くに苦しんでいる人がいれば、その人と一緒に苦しみ、悩み、悶えること。

人の命を助けたり、被災者の心をすぐに落ち着かせたりするような即効性はありませんが、共感は時に人の心を癒します。
長い目で見て、被災者にとっては大きな力となります。

★間接的な手助けをする

被災者を助けたいという気持ちはあるけれど、物理的にも論理的にも距離的にも自分の精神的にも、直接的な手助けは難しい。

身近にできる間接的な手助けとしては、募金や物資の支援などがあります。

そして災害支援をしている方に寄り添うこと。

災害は時が経つと人々の記憶から忘れ去られていきます。
そんな中で災害対策や被災者支援をしている友達を応援して寄り添っていくことも、間接的に被災者の支援になっているのでは…と最近は考えています。

でも本当はいつかどこかの被災者の方々に直接的に寄り添うことができればなと考えています。

★周りの人を助ける

被災者の方々だけでなく、鳥の目で見ると世界中どこでも、自分の周りにも悩んでいる人や困っている人はたくさんいます。
日本国外まで規模を広げると、もう自分の頭では処理しきれないくらいです。

今回の災害で自分の無力さを嘆くのではなく、まずは自分の大切な家族や友達を守っていくことも忘れてはいけないと思いました。

★最後に

私も過去に被災した経験がありますが、不安定な日々の中で「怖い」「これからどうなるんだろう」などの感情を言葉や文字にして吐き出すことや、それを誰かと共有することで心が軽くなった記憶があります。
被災された方々がまた平穏に暮らすことができる日々が早く来ることを願うばかりです。


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