サブスクにいない男/「マルサの女」日記
一言「映画好きなら一度は手にしたい」。
1987年公開「マルサの女」。
取材・脚本・キャスティング・ロケハン等準備や。
クランクインからアップまでの全撮影日記、仕上げ。
よくここまで書いていたな!の驚き。
内容抜粋。
映画作りで大変な箇所。
①ロケハン。どこで撮影するか。実際の街だとドキュメンタリー風になりかねない。
でもセットを作るのでは時間もお金もかかる。
銀行でロケするにも、閉店後じゃないと出来ないとか。
②キャスティング。脳内で浮かぶ役者さんに、NG出されたり。
そもそも売れっ子は、スケジュールを押さえるのも一苦労。
臍を曲げて降板した役者の代役とか。
映画を見たのは多分30年くらい前。
なのに日記を読んでると、朧げながらあのシーンだと思い出す。
それに読んでいる間は、アルトサックスのあのテーマ曲が脳内再生。
分厚くて細かかったけど、読む手が読まらない。
多分文庫本もないし、電子書籍もない。
加えて、伊丹プロ作品はサブスク・配信がない。
そう思うと昭和の終わりを感じれる、貴重な1冊。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「自分は失敗作を作ってしまったのだろうか?」