【映画 峠 最後のサムライ】理想に殉じる
昨年公開された、幕末の長岡藩家老・河井継之助を主人公にした映画。
原作は司馬遼太郎。
ボクは高校生の頃に読んだ。
幕末の有名な志士や武士たちの中で、河井継之助という存在に派手さはない。
映画は、原作の後半部分を淡々と描いたという感じで「娯楽映画」として観れば今ひとつ盛り上がりに欠けると言える。
しかしボクは、ずっと胸にくるものがあった。
それは、河井継之助が自らの理想に殉じていくことを知っていたから。
大政奉還で矛先を失いかけた西軍が引き起こした(とボクは思っている)鳥羽伏見