『 異次元の「時間」⑤ 』~靈人の「時間旅行」(後)~ 干渉と因縁・因果
今回も引き続き「過去と関わる=時間旅行」について考えていきますが、「過去に干渉する問題」などを中心に、総合的に見ていきます。
もちろん捉え方は人それぞれですから、今回も十人十色、百人百色の一つとしてお付き合いください。
(※画像はフリー素材などからお借りしています)
【 過去への干渉問題 】
時間旅行で気を付けるべきことは何かと言えば、やはり「歴史が変わってしまう!」といった、過去への干渉の問題でしょうか。
しかし正義のヒーローが、苦しい未来を変えるため過去に戻るお話のように「歴史を変えてはダメなの?」という考え方もあります。
歴史の改変に何を思うかは別として、僕なりに「仕組み」といった面から考えて行こうと思います。
〔 過去への干渉と矛盾 〕
肉体人の場合に限るのですが、過去への干渉として有名な話、「親殺しのパラドックス」があります。
『過去に戻り、自分が生まれる前に自ら親を殺してしまう場合、自分は生まれないし、生まれない以上不可能である』といったものです。
喩え話とはいえ物騒ですね~(^_^;
確かに理屈で考えると不可能なのですが、もしもそこに至る原因が「親だから」ではなく、過去生で積もった恨みや不満があり、さらに親子に生まれ酷くなったとすれば、それを「形を変えてでも解消しよう」となるかもしれませんよね。
「実行に至れず終わる」場合もあるでしょうけど、例えば「親子ではない関係で生まれ、通り魔的に犯行に及ぶ」場合もあるかもしれません。
仮にこのように「親子でなくなり実行に至る」場合、この本人の記憶はどこかで「他人」に変わってしまうのか、それとも「親子だった記憶を持つ他人」となるのか、、、
おそらくはケースバイケースであり、マンデラエフェクトのように複雑で難解な問題です。
〔「干渉の責任」を取れるか 〕
では一般的に靈として過去に干渉する場合はどうでしょうか。
靈人は異次元の存在なので「物理的な影響は少なめ」なのですが、過去に移動した先であっても、肉体人の思考に影響を与えれば「当事者の内の1人」となり、たとえ肉体人が起こしたことであっても、知らぬ存ぜぬは通用しません。
何であれ、関わった以上は責任が伴います。
「行動は自己責任、そして責任能力が上がれば許される範囲も広がる」と見れば、今の社会的な仕組みとなんら変わりませんね。
また、ただ単に過去を確認するだけなら、トラブル防止のため「観光旅行のように見るに徹する」というのも一つの手です。
もちろんこれも、この世となんら変わりません。
【「過去」とはどの範囲か 】
ここまで「過去への干渉」、と過去を基準に考えてきました。
では「過去」と「現在・未来」の境はどこにあるのでしょうか?
僕たちが感じる「今この瞬間」だって、脳で情報処理されている間に、過去となってしまいます。
このあたりは次回掘り下げていく予定ですが、今さらながら「過去・現在・未来」って定義が難しいですね。
〔 干渉の結果を因縁因果と言う 〕
未来を誰かに伝える「予言」なども過去への干渉になりますが、そういった限定的なものだけではなく、僕たちは日常的に靈人の影響を受け、その影響で未来が変わってしまうなんて、ごくごく普通のことです。
そもそも「過去・現在・未来」とは、靈人からすれば視点と表現の違いでしかありませんから、干渉から「過去」の文字は省いても良いのかもしれませんね。
なので「靈人は時間軸を超え、思考に影響を与える存在」であり、過去現在未来を問わず「何かに干渉すれば、そこに責任が付いて来る」ということになります。
あれ?、、、こういうの、みんな知ってますよね。
己の干渉に対して顕れるもの =「因縁・因果」です。
ではこの仕組みを、エネルギーといった別の視点から見てみましょう。
【 宇宙はエネルギーを求めている 】
以前にも書いてきましたが、宇宙は成長に必要な、良質なエネルギーを常に求めています。
今の科学では『 宇宙は高速で広がり続けているため、内に満ちているエネルギーが希薄になっていき、いつかは不足し滅亡する 』とされますが、そうではありません。
この物質世界である三次元宇宙は「12次元構造のウの大神」の肉体であり、エネルギーを得て育っていく大きな生命体なのです。
そして僕たち肉体人も、靈人も、この宇宙を押し広げるエネルギーを生むために、神の中に、神の一部として存在しているのです。
もし宇宙を人体に見立て、すご~く大雑把にたとえれば、銀河は臓器、星は細胞、僕たちはミトコンドリアのようなものかもしれませんね。
そのため宇宙レベルでの基本的なルールは「超長期的に見て、良いエネルギーが増えるならば許される」であり、「宇宙(神)から見た ”善 悪” とは、宇宙が膨らむ(成長)か、萎むか」ということになります。
〔 干渉はエネルギー 〕
干渉には影響に見合っただけのエネルギーが必要であり、宇宙のエネルギーを減らさないため、不足が出ないように調整されます。
喩えば、オセロで駒をひっくり返すのは簡単ですが、長い歴史や大きな範囲の記録を書き換えるというは、2、3枚などではなく、万、億と延々とひっくり返し続けるようなものです。
そして、エネルギーの過不足は「因縁・因果」として顕れます。
もし干渉に値するエネルギーがなければ、因縁にある者たちがそれぞれの形でエネルギーを生み、補填してゆくことになります。
これは「ローン」とか「出世払い」、「税金」のような感じでしょうか。
なので力不足であれば、関与した割に影響の範囲が狭かったり、関与すらできなくさせられる場合もあるでしょう。
逆に干渉により良いエネルギーを生む者であれば、さらなる増産も見込めるため、「良縁」を頂いて益々よい循環が生まれます。
こちらは「配当を受け取る」みたいなものですかね。
【 壮大な過去への干渉 】
もっと大きな干渉についても考えていきます。
喩えば「第二次世界大戦 という世界的な歴史を 無かったことにする」としましょう。
戦争自体褒められたものではないし、僕も起きないほうが良いと思います。
しかしそこに生まれたエネルギーである「喜怒哀楽、命という学び、科学的進歩」など、情報は深くとても大きなものです。
それら全てを無かったことにすればエネルギーは減ることになり、補填するには膨大なエネルギーが必要で、容易なことではありません。
〔 もしエネルギーが増えるならば 〕
しかしさらに戦争が第三次、四次と続き、人類が滅亡する未来となれば、宇宙のエネルギーは減ってしまうかもしれませんよね。
そこで良いエネルギーを生み、みんなが学べ、因縁解消にも役立つよう、戦争を「別の何か」に置き換えるよう干渉することは可能になります。
後はどれだけの者がそこに関与するか、その覚悟があるか次第で、連鎖し、膨大なオセロの駒であってもひっくり返り続け、歴史は変わってゆくのです。
「神一厘の仕組み」「別の時間軸」とはこんなものかもしれませんね。
人の寿命は元々決まっていて、戦争とも関係ありません。
なのでその間に何を学ぶか次第で、得るもの、生まれるエネルギーも変わります。
戦争という苦痛の学びはもうやめて、精神を深く学べる「新コロ茶番劇」が用意され、医療を正し肉体を深く知るために「新コロワクチン」が現れたとしても不思議ではありません。
、、とすれば、もし今の世は苦しく感じたとしても、実はみんなで望んだ「最高に学べる世界」なのかもしれませんね。
〔 地球創造も干渉なのか 〕
もっとず~っっと過去に対しても、もっと壮大であっても干渉は可能です。
遠い昔から未来まで、同時に見ている高次元の存在達が
「この宇宙に溢れる不和を解消し、エネルギーを増やすため」
数十億年を遡り「地球という実験星」を造り始めた。
隔離しやすいよう、宇宙の端の小さな銀河の辺境を選び、
でも目立つよう青く輝く星とした。
多くの異星人を引き寄せ、幾度も文明と生命体を創らせ、
そこにあらゆる銀河、あらゆる靈性の御魂を掻き集めてゆく。
「今」は因縁をぎゅっと詰め込んだ深くも苦しい最後の学びゆえに
やり直しやすいよう、耐えられるよう、100年足らずの短い生とし
皆の関係性を何度も何度も変えながら
どこまで仲良くなれるか、どれだけ幸せになれるか
実験を続け、近年「その答え」が導き出された。
誰もが「無理なく調和できる靈性のグループ」に分かれてゆきます。
誰もが喜びとなるゆえに、宇宙は成長(無限変化)してゆくのです。
ということではないかと僕は思っています。
この星で皆それぞれに学び、皆が喜びになるならば、宇宙エネルギーは増大し、星を創造するという干渉エネルギーを超えるのです。
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今回はここまでです。
ちょっと長くなりましたが、きりの良い所まで詰め込みました。
最近の神示には「通り門」「篩にかける」「棲み分け」などと、最期の審判として御魂相応に振り分けられることがはっきり書かれていますが、
【大日月地神示 前巻】『せ』の巻
『みちにかえらることのうゐの奥山にある人と靈人との境にある艮の門に帰られば、この御魂の苦しみ解けると申す。』
といったように予定通りなのかもしれませんね~。
宇宙エネルギーは「エントロピー」とか「エンタルピー」など色々な表現がありますが、とあるアニメのセリフのようにエントロピーを凌駕すれば、改変が認められるということですね。
次回は「時間軸」「パラレルワールド」などについて掘り下げていこうと思います。
よければまたお付き合いください。