見出し画像

インドの国家予算策定作業開始とその実現に関する私のコメント。南河内郡太子町からの定点観測。

20240923 ミント紙 財務省、2025-26年度予算の準備開始、経済改革と雇用創出が焦点。

要約訳;
インド経済が過去4年連続で7%の力強い成長を維持し、財務省は極めて重要な予算検証周期に向け準備を進めています。10月に開始される2025-26年度予算準備は、改革と雇用創出に焦点を当て、国の経済軌道を形成する事を約するものです。
経済局からの通達によれば、「歳出担当長官が議長を務める予算前会議は、2024年10月第2週に開始。財務アドバイザーは、2024年10月7日迄に、必要な詳細がUBIS(連邦予算情報システム;Union Budget Information System )に適切に入力しなければなりません。
ニルマラ・シタラーマン財務相の8回目の予算発表。 これは、モディ首相の3期目2回目の予算となり、ニルマラ・シタラーマン財務大臣にとっては8回連続の予算発表となります。
この通達は更に、各省庁に対し、独自に管理する基盤基金(Corpus Fund)を持つ自治組織や実施機関に関する情報を提供する様指示、「それらの組織が存続し、補助金による支援を必要とする理由と、なぜその組織を整理すべきでないのかを説明すべき」と述べたと言う事です。
予算会議は10月中旬から2024年11月にかけて予定されており、その間に必要資金と歳入の見積もりが話し合われることになっています。最終予算は2025年2月上旬に発表される予定で、2017年に開始された早期予算発表の慣行が継続中です。
今年度予算では、名目GDP成長率が10.5%、財政赤字がGDP比4.9%と予測されています。インド経済が底堅さを見せる中、次期予算はインド経済の将来を形作る上で重要な役割を果たすことになります。
2025-26年度予算案は、予算前会議終了後に暫定的に最終決定されます。これらの会議では、必要な支出、各部門の収入、税外収入など、さまざまな側面が取り上げらます。

https://www.livemint.com/economy/latest-economy-news-today-live-updates-september-23-2024-11727061712513.html

私のコメント;経済成長の重要な参考となる将来の諸数値の仮定検証が取り入れられたインド政府の将来予測は、経済・産業の専門家の意見も取り入れた重要なキー・フィギャーとなると思います。実際の数字の積み上げ、どの様に数値が変わる可能性があるのか、現在予測の難しい、今後の世界経済動向、イノヴェーション、自然災害、地政学的リスクなど予測し難い部分はありますが、変動要因と絶えず向き合える体制を形造っている物と理解します。その意味で、現政権の自信が伺えますが、仮に政権交代した場合をリスクと捉えるのかは、産業政策が極端に変わるのかどうかにあると思いますが、この点は注目点と思います。医療・就業機会を含む国民の生活基盤安定と広範な教育基盤の拡充が実現しているかが基本的に非常に重要と思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?