Yukihiko Yamada

1956年浜松生まれ。大阪府南河内郡太子町在住。2023年春迄、在印苦節約10年、しかし、インド好き。文学音楽鑑賞。時々、英・独・仏語でも発信。主に、泰・印と東欧とモロッコで働いて来ました。

Yukihiko Yamada

1956年浜松生まれ。大阪府南河内郡太子町在住。2023年春迄、在印苦節約10年、しかし、インド好き。文学音楽鑑賞。時々、英・独・仏語でも発信。主に、泰・印と東欧とモロッコで働いて来ました。

最近の記事

南河内郡太子町叡福寺横、早朝の紅葉と沈む月、再度鑑賞。

20241120 南河内郡太子町叡福寺横の紅葉と西に沈む月を再度見る。滑らかな樹皮ではなさそうなので、猿が木から滑り落ちる事はなさそうだし、花もないので、百日紅(さるすべり)ではなさそう。西の空に月が沈む位置と紅葉した木が、風景の中に涼やかに長閑に共存して収まるのは今の季節だけかも知れない。それにしても、「さるすべり」が音韻上意味する、猿が木から滑り落ちる、と言う表現は、他国の人に理解されるだろうか。 Viewing the autumn foliage next to E

    • 南河内郡太子町西方院前のオリーブと40年前のギリシャの風。

      20241119 秋の朝、南河内郡太子町西方院の前で実るオリーブ。40年程前、ドイツから日本へ行く航空機の南回りに乗ると、最初のトランジットがアテネだった。寒いドイツからギリシャの光と空気を触れた時、その大気に咽せた。オリーブはアテネを象徴する植物と聞きました。今、寒空の下、黒い実が固く熟成しつつある。植物は生き残れる場所で自分の位置を確定している様です。 On an autumn morning, in front of Saihou’in Temple in Taish

      • 南河内郡太子町、叡福寺横の落葉樹の紅葉時と西に沈む月。

        20241118 南河内郡太子町、叡福寺横の公園。落葉樹、と言う以上に、種類の特定は定かではありません。紅葉の色付きが始まっています。明け方の西の空に月が沈もうとしている、不思議で穏やかな朝の短い一時。 In the park next to Eifukuji Temple in Taishi-Cho, Minamikawachi-Gun, Osaka-Fu, various deciduous trees are standing, though their exact

        • 南河内郡太子町で再度聴き直す、ハイドン、「時計」。

          20241117 近鉄阿倍野橋駅発特急発車メロディー、ハイドンの交響楽101番「時計」。 昔、子供の頃、心が幼く落ち着いていた頃を思い出すメロディー。聴いていると眼球が絞られ、それから、徐々に瞳孔が緩む。切れていた配線が突然つながった様な感じ。音楽って凄い。じいさんが一歩よろめいても駅の喧騒の中。誰も無関心、無関係。 The departure melody for the super express train from Kintetsu Abenobashi Stati

          南河内郡太子町、三色菫は、確かに、紫は綺麗だが。

          20241115 南河内郡太子町、叡福寺横の公園で、育てられていた三色菫(サンシキスミレ)。紫、黄、白の三色。別名ビオラは、英・独・仏・ラテン名共に共通で、ラテン語violaから派生。欧州では「紫」を強調。何故だろう。欧州人には、紫色が印象的、と言う主観的なイメージの問題だろうか。原種「すみれ」の色彩へ複数の品種の掛け合わせた結果なのだろうか。因みに中国語でも日本語と同形の「三色堇(sān sè jǐn)」。 While visiting the park near Eif

          南河内郡太子町、三色菫は、確かに、紫は綺麗だが。

          南河内郡太子町、喫茶店の前のムラサキツユクサは、神の目の象徴たるか。

          20241114 紫露草(Tradescantia)ではないか、と思われる小さな花が、よく通り掛かる喫茶店の前に並んでいました。 もちろん、南河内郡太子町にある喫茶店です。 この植物のドイツ語名は、「Gottesaugen」であり、文字通りには「神の目」。 厳格な神の目が光っており、人は悪いことをすれば見透かされる、と言う意味か、と思いましたら、「神聖さ」「美しさ」「生命力」を表す、と言う意見がありました。私は花の咲き方の「秩序正しさ」を感じました。 In front of

          南河内郡太子町、喫茶店の前のムラサキツユクサは、神の目の象徴たるか。

          南河内郡太子町の叡福寺横、紅葉模様。配色の妙。

          20241113 楓ではないだろうが、この複雑な紅葉模様。 南河内郡太子町の叡福寺横の公園。 温度と関係する色素の働きはある程度解明されているのだとは思います。不思議なのは、自然の配色の美しさと、まだ、朽ちないで、木に繋がっている事。周りの葉と同様に、茶色のまま長い事ぶら下がっているのだろうか。 While I'm uncertain if this is a maple leaf, the complex patterns of autumn coloration are

          南河内郡太子町の叡福寺横、紅葉模様。配色の妙。

          南河内郡太子町、朝散歩、石蕗(つわぶき)は食べれる食べれるか?

          20241112 ツワブキ(石蕗: Farfugium japonicum)は、フキ(蕗: Petasites japonicus)と言う位であれば、茎や葉は食せられるのだろうか。花が鮮やかな黄色に映えるのは、石垣の下の少し薄暗い部分に息づいているからだろうか。台湾名「乞食碗」(khit-chia̍h-oáⁿ、キッチャワ)、誰にとっても等しく食材であり薬膳的効果があるからなのかも、と幅広い支持層がいるに違いない、と暫し感嘆した南河内郡太子町の朝。 This morning

          南河内郡太子町、朝散歩、石蕗(つわぶき)は食べれる食べれるか?

          南河内郡太子町、アロエは健康・美容だけではなく、観賞も出来る。

          20241111 アロエにはたくさんの種類があり、観賞用にも供されています。大阪府南河内郡太子町にも、ご家庭の前でアロエを育てているお家があります。アラビア語の「alloeh」(苦い)が語源の様で、和名は「蘆薈(ろかい)」。音写の際、「a」の音が抜けた様です。中国語でも「蘆薈(lú huì)」。こちらの方が先に「a」の音が消えたのでしょう。因みに、「蘆(lú)」は「葦の様な植物」、「薈(huì)」は「集まる」、を意味するそうです。 Aloe plants come in a

          南河内郡太子町、アロエは健康・美容だけではなく、観賞も出来る。

          南河内郡太子町での南天との出会い。ラテン語学名の日本語由来説。

          20241110 ナンテン(南天、学名: Nandina domestica)。中国原産、江戸時代に日本へ来ました。中国語の南天燭(nán tiān zhú)は、赤い実が灯火(燭)の様に見える、と言う意味で、綺麗な命名。ラテン名のNandinaは、日本語の南天が元になった様です。日本語の独特な鼻濁音「ん」と言う言葉(音素)が、ラテン語では表記し難く、「d」を付け「ん」音を再現しようとした、と言う事かな、と勝手に思いました。南河内郡太子町朝散歩から得た雑感です。 Nandin

          南河内郡太子町での南天との出会い。ラテン語学名の日本語由来説。

          南河内郡太子町、サザンクアは誰の事かと山茶花言い。

          20241109 南河内郡太子町で見たサザンカ(山茶花、学名: Camellia sasanqua)の花。Camellia と言えば椿、ラテン語の種小名 sasanqua が、日本語発音由来説と中国語発音由来説の両方がある様です。因みに山茶花の現代標準中国語での発音は「shān chá huā」だそうです。従って、ラテン語のsasanquaは、日本語の発音に近い様な気がします。もう一点、「shān chá huā」が椿科の中の何を指し示しているのか、も厳密にはわかりません。

          南河内郡太子町、サザンクアは誰の事かと山茶花言い。

          南河内郡太子町、待宵草と月見草は似ていて少し違うのか?

          20241108 大阪府南河内郡太子町、朝散歩の際に見つけたマツヨイグサ属、学名:Oenothera)の花ではありますが、本来、夕方咲く花の様で、ちょっと不可思議。周りにあるのは萎んだ花かも知れない。中国語名は「月見草(yue jian cao)」、成程、月の出る頃に咲くのが本来か。(しかし、同じ月見草でも日本と中国では意味する範囲が若干異なる、と言う説もあり)。説明を調べると混迷し、それはそれで、楽しんでおります。 I found a flower belonging t

          南河内郡太子町、待宵草と月見草は似ていて少し違うのか?

          南河内郡太子町早朝、デュランタ(和名;玻璃茉莉(ハリマツリ)。命名の妙。

          20241107 大阪府南河内郡太子町での早朝散歩で出会った中南米由来と思われる植物の一つ、デュランタ(Durantaは植物学者の名前)。和名は「玻璃茉莉(ハリマツリ)」。小さなジャスミン(茉莉)の集まりが石英(玻璃)の様に見える、と言う意味合いらしい。英名Golden dewdrop(黄金の露のしずく)も花の咲き方の微妙な詩的描写である、と思います。 Strolling through Taishi-Cho, Minamikawachi-Gun, Osaka-Fu , a

          南河内郡太子町早朝、デュランタ(和名;玻璃茉莉(ハリマツリ)。命名の妙。

          南河内郡太子町叡福寺横の公園のオギなのかススキなのか、しなる茎の強さ。

          20241107 オギ(荻、学名:Miscanthus sacchariflorus)なのかススキ(芒、薄、学名∶Miscanthus sinensis)なのか、検索しても決定的決め手は見つかりませんでした。ともにイネ科ススキ属。モップの様な重い穂を支える茎は、折れそうで折れない。根は強いのだろう。土壌や風当たりが影響し、今ある姿になったのかなあと不思議さを感じます。大阪府南河内郡太子町、叡福寺横の公園にて。 I've been trying to identify thi

          南河内郡太子町叡福寺横の公園のオギなのかススキなのか、しなる茎の強さ。

          南河内郡太子町、ランタナは確かに綺麗だが、色や配置は全部対称的だろうか?

          201141105 南河内郡太子町、町内の児童公園の植え込み。ランタナは確かに綺麗だが、花の色合いが不思議だ。色の配列の規則性はあるのだと思うが、均一ではない、とも思える。それでも、全体として纏まっており、エネルギー放出方法は一知半解。 In the children's park of Taishi-Cho, Minamikawachi-Gun, Osaka Prefecture, lantanas bloom with an enigmatic beauty. Thei

          南河内郡太子町、ランタナは確かに綺麗だが、色や配置は全部対称的だろうか?

          南河内郡太子町、色づき始めた枯葉の情景。

          20241104 枯葉は落ちて、辺りの種類の違う木の切れ端とまた遭遇、新しいバランスある風景が形造られる。南河内群太子町の叡福寺横の公園の地面、早朝の自然の一時。ただ単に短調ではない四角い絵模様。葉の種類は不明ですが。 Fallen leave met with pieces of various kinds of tree twig, forming a new, balanced scene. On the ground of a park beside Eifuku-

          南河内郡太子町、色づき始めた枯葉の情景。