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今、マンの「魔の山」を南河内郡で思い出す。
20241231 トーマス・マン『魔の山』解説 セテムブリーニの祖父ジョゼぺ(炭焼党員)について、信州読書会宮沢氏の解説を聞いて。
ナポレオンが欧州を駆け巡った頃、イタリアとドイツに挟まれた中立国スイスのサナトリウムを舞台に、イタリアの炭焼き党出身者の背景にスポット・ライトを当てながら、周りの人々との関係性と絶妙に描いている部分ですね。朗読解説箇所としても最適ではないでしょうか。40年前、自分もこの本を読んだ事を思い出しました。当時のヨーロッパ人の党派性のあり方と現在のEU衰退期の人々の仲間(割れ)・新たな連携関係模索を考えると、似ていたり、違っていたり、と言う感がします。イタリアのメローニさんの立ち位置は、注目に値する、と思えます。文化を視座に入れ、今後の日本は欧州とどの様な政治的・安全保障・経済的・産業的わりを持つのか、興味深いです。日本とアジア、アメリカ関係を考える上で、日欧関係は重要な変数となるのではないでしょうか。
https://youtu.be/7JsjpYECGN0?list=PLVj9jYKvinCsXLVs9IQooyibd8qh1Z86M