【エッセイ】動的均衡
今年は暖冬かな──と
そう感じる日が多かったけれど
月曜日から大寒波がくるというニュースで
まわりはすっかり寒さの話題で持ちきり
月曜日の朝の出勤は
どんよりと曇っていて今にも雨が降りそう
予報通りの寒波の中
足早に歩き出す。
ウォーキング・マインドフルネス
凍てつく空気を身体全体で感じながら
呼吸に意識を集中すると
いつもよりも敏感に
身体の内部から
込み上げてくる暖かさを感じた
歩く街並みの中にも
生命と無生命の違いを感じる
街路樹たちは余計なことは考えないで
幹や枝にしっかりとエネルギーを貯めて
春のあたたかさがくるのを待っている
さっき家でした何気ない会話を思い出していた──
ひとと声を出して会話をすると
月曜日でどんよりしていた気持ちが
少し暖かさを感じて活力が湧いてきたこと
”動的均衡”
寒さを感じることで、暖かさを感じて
つながり や 関係性 を感じられること
憂鬱な気持ちなとき
声をかけたり、かけられたりすると
そこからエネルギーが湧きがってくる
一人になりたい気持ちと
集団に身をまかせたい気持ち
意識していることと
無意識に意識していること
生命である以上、しぜんに動的均衡を保つんだろう──
力まずに公平無私
自然体で生きていこう。
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