地方都市(田舎)にいるビジネスパーソンは、成長できるのか??
「地方にいるビジネスパーソンは、成長できるのか?」なぜこのようなタイトルで書こうと考えたのか。それは、自分自身の「過去」と「現在」の働く環境を考えたときに、「現在、成長できているのか?」と考えたことがきっかけです。
私は現在42歳。35歳までは大都市圏を中心に2年程度で転勤をする職場で働いていました。管理職でそれなりの権限・裁量ももらい、同僚に優秀なビジネスパーソンも多く、今考えると、自己満足ではありましたが成長実感がありました。そして今は、ある地方都市で同じ環境で仕事をして5年が過ぎました。さて、自分自身もそうですし、どうすればこういった環境で成長できるのか?を考えていきたいと思います。
環境の違い
前提として、ビジネスパーソンが成長しにくい環境が、地方都市にはあります(転勤等の環境が変化無い前提)その大きな要因として以下の3つが上げられます。
①年功序列の世界がまだ存在する(1度昇格したら、なかなか降格することが無い)
②模範となる人(ロールモデル)が不足している
③優秀な人材の大都市圏への流出
①と②に関しては、要は「仕事での刺激が少ない」のです。働く上で、もちろん待遇面(給与等)は重要ですが、それ以上にビジネスパーソンが重要だと考えているのは「自分を成長させてくれる環境かどうか」ということです。③については、①と②が引き起こした結果です。
ビジネスパーソンとして成長するために、必要なスタンス
それでは、地方都市は刺激が少ないので、誰しも成長することはないのか?という問いに対して考えてみましょう。個人的な私の回答は、「NO」です。
まず、成長のために必要な要素は「スタンス(仕事・成長への取り組み姿勢)」です。このスタンスは仕事をするうえでの土台です。ここがグラグラしてしまうと、仕事でも成果をだすことはできません。
スタンスを明確にする質問例)自分は将来どうなりたいのか?何が実現したいのか?どんな組織にしたいのか?3年後どうなっていたいのか?
成長の機会を自らつくる、獲得する
それでは、実現のためにどうすればいいのか?まずは今の仕事の中で「成長できる仕事」をつくったり、もらわなければなりません。要は、今までと同じ内容の仕事をしていたり、難易度高い(自分自身にとってのチャレンジな仕事)取り組みについて、取り組んでいかなくてはなりません。これは、自身だけで実行できないこともあると思います。上司と協働して取り組んでいかなければならないことも多くあると思います。
自分自身に対する質問)この1年、自身にどのような体験・経験をさせましたか?
仕事の枠を超える
最後に1番オススメしたいのは、地方都市ならではの「地域課題」に目を向けるということです。基本的には、地域が抱える課題と会社が抱える課題、課題の大きさという面では地域課題の方がはるか大きいです。こういった地域課題を解決するために取り組んでいる機関が、行政であったり、NPO法人です。大都市圏では、地域課題といっても、身近に感じることは少ないかもしれません。しかし、地方都市では生活圏内の中で地域課題は存在します。
地域課題の例)中山間地域の人口減少問題、商店街・中心部活性化問題等
仕事の枠に収まることなく、積極的にNPO活動に参加したりボランティア活動を通して、地域課題もしくは、社外の接点をつくり、より多くの刺激を得ることで成長する機会としてもらいたいと思います。こういった場が成長に必ず繋がります。
手前味噌ですが、弊社で「リーダーシップ開発プログラム“LDP研修 × 地域課題解決”~強い次世代リーダーへの道~」を開発いたしました。こういった取り組みを通して、「仕事の枠を超える」ことが地方都市にいるビジネスパーソンには成長・能力開発の観点で重要だと思います。
「地方都市で、こんな研修あるだ」と知ってもらえたら、ありがたいです♪
読んでいただきありがとうございます。心より感謝いたします。組織・人材開発会社 | SWITCH WORKS .inc https://www.switchworks.co.jp/