The Human Body / 奇跡的で神秘的な人間の身体
Oxford Bookworms の The Human Body。
STAGE3 だけれど難しい専門用語が頻出し、はじめは図書館で借りて読んでいましたが単語を覚えながら少しずつ読んでいるととても時間が足りず、手元に置いておきたい素晴らしい内容だったこともあり、中古本を買いました。他の本と並行して少しずつ、知らない単語をAnkiに登録して覚えながら、2ヶ月間ほど掛けてようやく読み終えました。
身体を構成する臓器や組織や成分の主要なものはこの機会に覚えたいと思いました。Ankiに登録した単語は、
たとえば目に関しては、pupil 瞳孔, iris 虹彩, cornea 角膜, eyelid まぶた, blink まばたき。血液に関しては、germs 細菌, platelet 血小板, bleeding 出血, artery 動脈, capillary 毛細血管。骨に関しては、skull 頭蓋骨, ribs 肋骨, bone marrow 骨髄, cartilage 軟骨, ligament 靭帯, joint 関節。
中古本を買ってあらためて良かったと感じたことは、印を付けておきたい単語や印象的な文章に線を引くことができること。
たとえばこの文章。
日本語で読むと、なるほどそうなんだなって感じる程度の文章なのですが、英語で読むと、人間のからだの消化器機能に関する基本構造についてあたらめて学び認識でき、それらはなんて素晴らしい仕組みだろうと思うほどに感じ方が異なるのはなぜだろう。それはやはり英語を勉強しながら新たなことを知り学ぶことができるということは、自分にとって大きな喜びを感じることだからだと思います。
普段何気なくものを食べて、日中に身体と脳を動かし、夜に身体を休めていますが、それらはいつも当たり前に行っていることだけれど、これが無事に滞りなく体内で行われていることがいかに奇跡的なことか。人間の身体は精密機械だとよく言われるけれど、複雑な仕組みのからだの中でほんのひとつかふたつ間違えただけでこれらの当たり前のことが当たり前にできなくなる。日常の有り難さは自分の経験上、3回の入院で体感できたけれど、喉元過ぎればで、ここ最近は有り難みが少し薄れていたところにとても良い刺激となりました。
また、人間の身体に害を及ぼすものとして、代表的な薬物とアルコールとタバコはどれもやらないので関係ないと思ったのは大間違いで、次に登場したのはストレスホルモンと、座り続けることによるからだに及ぼす悪影響に関してでした。心にも身体にもつい無茶をしたりストレスをかけてしまう自分、つい長い時間座り続けてしまうことにあらためて反省し、よい戒めとなりました。
最後の章が印象に残りました。簡単に要約すると、
著者のAlex Raynhamさんからのメッセージに深く心を打たれました。
間違いなく何度も読み返したい本です。