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映画「きみの色」を娘と観た

大学が夏休みで帰ってきていた娘が、今日千葉に戻っていった。

帰ってくる前は、そこそこ長くいると思っていたのに、毎度のことながら過ぎるとあっという間である。

娘にも、久しぶりに友達と会う約束がいくつかあるし、私にも仕事や病院があったりでずっと一緒じゃないし。

そんな中、娘に誘われてアニメ映画「きみの色」を観に行った。

娘が観たいと思った理由は、絵がとても綺麗だったからのよう。

「映画 けいおん!」「映画 聲の形」などを監督した山田尚子さん監督のオリジナル作品。

声の出演で、新垣結衣さんや戸田恵子さん、お笑いのやす子さんがいて、ベテラン声優さんもいる中、主要キャラクター3人のうちのひとりを、今観ているドラマ「海のはじまり」や「9ボーダー」にも出ていた木戸大聖さんが演じるのも気になった。

娘の言う通り、とても綺麗な絵だった。

柔らかい色合いで、全体がふんわりしている。

そして出てくる子たちがみんなかわいい。

それぞれに悩みがあるけれど、周りのひとを思いやりながら一生懸命に過ごす子たちが、母親目線の私にはとてもかわいらしいと言うか愛おしいと言うのか、応援したくなる。

周りの大人たちも素敵だった。

バレエ教室に通う幼児体型の子たちの描かれ方もなんともかわいらしく。

実は「聲の形」は、名作かもしれないが、登場人物たちが好きになれず、人間の嫌な面ばかりが出ていて気持ち的に辛かった。

「きみの色」は、エンドロールでミスチルの歌声を聴くまで、ずっと気持ちよく観終われる作品だった。

映画館を出て、娘とお互い感想を言い合いながら売店をのぞくと、劇中で歌われる曲も収録されたサントラと、木戸大聖さん演じたルイくんのデモテープがあった。

彼らは古いラジカセを使っていたのだ。

私は古いPanasonicのコンポを持っていて、それはラジオとカセットテープとCDとMDとSDが聴けてダビングもできるので、そのふたつとパンフを買った。

ところが久々にコンポにカセットをセットすると、テープが巻き取れず再生不可。

いろいろやってみたが動かない。

残念だがカセットは今はあきらめて、カセットもCDもパンフも娘に持たせた。

娘はお金を貯めたらルイくんが使っていたような、レトロなかわいいラジカセを買うのを検討すると言っていた。

私はSDにサントラをダビングしたので、しばらく作業中のBGMは「きみの色」になりそうだ。

#映画感想文

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枝本 幸
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