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秋の夜長はおうちで楽しむ

きょうからスタジオで『ジャイロキネシス®︎ アップデートコース』。
10時から17時までのトレーニングコースが終わると、外はもうとっぷりと日が暮れている。
さっきまで美しいオレンジ色の夕陽が空いっぱいに広がっていたのに、あっという間に闇のカーテンを敷かれたような空の色。
空が闇に乗っ取られたようで少し寂しい。


片づけをしてスタジオを出て、夕飯の買い物に行く。陽が長い夏と比べると、買い物をする人たちが少し忙しなく見える。


『日が暮れた』


ただそれだけで、急ぎ足になる。
早く帰ろうと思う。
陽が出ている。明るい。
それだけでまだお昼の延長のような気分。
暗いというだけで、何となくからだが焦る。光が人に与える影響って想像以上だ。


サクサクと買い物をして、おうちへ。
歩きながらふと思う。
おうちでごはんをつくって、テレビを眺めながらのんびりと食べる。
疲れててごはんをつくるのはちょっぴり面倒なんだけど、でもつくりたい。
好きだから。
自分のために、自分が食べたいものをつくること。手を動かし、あたまを働かせる。仕事じゃないから無心になれる。


テレビを眺めることも好き。
『観る』じゃなく『眺める』。
電車の中からぼんやりと流れていく景色を観ているような、あたまの中に溜まっているエネルギーを放熱していく感覚。
こういう何気ない時間が意外と好きだ。

夜が長い秋。
外にいると夜の長さにドキッとする。
だからこそ、家でゆっくり過ごしたいのです。


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やまもとゆきえ
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