離乳食で悩んだことと、ホメオパシーとの関係
娘の離乳食での私の経験です。
娘は小さい赤ちゃんでした。
小さい赤ちゃんだった原因の一つは、私の迷いとこだわりすぎのせいです。
産後1ヶ月間は、恐らく母乳の出があまりよくなかったのに、きっちり2時間おきの授乳をしていました。
そのせいで、娘はお腹いっぱいおっぱいをもらえなかったのでしょう。
1ヶ月検診の時の娘の体重は、生まれた時と大差ない状態でした。
二つめの原因は、体が小さく身軽だったために動き出しがとても早かったことです。
1ヶ月検診の後、時間に拘らず本人が満足するまで母乳を与えた結果、何とか体重が増えてきたと思ったのも束の間、それから間もなくずり這いを始めてしまいました。
3ヶ月検診の時、娘の大きさは、見事に成長曲線の下限以下となり、医者にも「これじゃあ体重増えないよね」と言われながら、個別相談会に呼ばれることになりました。
体は小さかったものの、動きはしっかりしていたので特に心配はしていなかったのですが、検診や相談会で執拗に指導されたのが、離乳食を早く始めるようにということでした。
今なら、無理に離乳食開始を早めなくてもいいと確信して言えるのですが、当時は初めての育児でもあり、毎回の検診で大きさについて言われるのがストレスでもあったので、迷いつつも、生後6ヶ月で離乳食を始めるに至りました。
ところが、離乳食を始めた途端、娘は便秘に。
毎日5回程度は出ていた便が、2、3日に1回になってしまいました。
不安になって市の保健師に相談したのですが、結果は「怯まず離乳食を続けるように」のみ。
怯むなって・・。えー・・・。
まあ、そう言われるのは当たり前、そもそも相談する先がどうなの・・と、当時の自分にツッコミを入れたいところです。
とりあえず、回答に衝撃を受けた当時の私にできることは、自分で調べることでした。
そして、娘にとって適切な時期が来るまで離乳食をしばらく止めるという選択をしました。
離乳食が今のような形で進められるようになった背景には、「スポック博士の育児書」の影響が強くあると言われています。
検索すると色々な情報が出てくるので詳細は控えますが、その後スポック博士はアメリカでマクロビオティックを広めた久司道夫先生の影響を強く受け、育児書の内容も大きく改訂されたとのこと。
改定されたものは残念ながら日本の育児教育には取り入れられなかったようですが、このことは、私自身が過去久司先生のスクールで学んだ経験もあり、もっと自分の知識や感情を尊重して子育てしてみようという選択をする要因の一つになりました。
育児に関する情報は山ほどあって、どうしたらいいのか悩むお母さんは少なくないと思います。まさに私がそうでした。
でも、赤ちゃんを一番長い時間近くで見ているのはお母さんです。
もっと自分を信じていいのです。
専門家だろうがなんだろうが、数字を見ただけで、お母さんと赤ちゃんの何がわかるというのでしょう?
この考え方は、離乳食だけでなく、実は色々なことに共通します。
例えばホメオパシー。
ホメオパシーは、自己治癒力を触発して不調を改善していく療法です。
自己治癒力は、自分を信じることとができなければ十分に発揮されることはありません。
ホメオパシーのレメディーは、自己治癒力を高めるための単なる道具であり、病気を治すのは自分自身です。
数字に振り回され、肩書きやテレビの情報を信じ、良いと言われたものをひたすらとり続けることが、健康に繋がるとはどうしても思えません。
もっと自分自身を信じてみませんか?
ホメオパスの仕事は、そのお手伝いをすることだと、私は思っています。
ちなみに娘はその後順調に成長し、今ではしっかり成長曲線内に入るようになっています。