体に意識を向けてみる
自分の身体、意識していますか?
私がホメオパシーを学び始めた頃、やってみるといいよと教えてもらったことの一つに、「自分の体に意識を向けてみる」がありました。
例えばヨガをしていると、「使っている場所に意識を向けてそこで呼吸をするように〜」という言葉を聞く機会が多いと思います。
そうすることでよりポーズが深まるのだとか。
同じように、不調を感じている臓器の辺りに手を置いて目を閉じ、臓器に話しかけてみたり、「ありがとう」と感謝を伝えてみたりすると、レメディーの効果が深まるのだそうです。
早速やってみると、不思議なことに、これだけで涙が出てくるのです。
私にとって、私の体は意識にすら上らないほど当たり前にあるものでした。
でも、お腹の中の臓器たちは、私が気持ち悪くなるほど食べすぎても記憶が飛ぶほどお酒を飲んでも文句も言わず、その時できる最高の状態で体を維持できるように働いてくれていたのです。
お腹に手を当てて意識を向けることで、ようやくそれに気付けたのでした。
東洋医学では、臓器と感情を結びつけて考えます。
有名なところでは「肝臓」と「怒り」です。
肝臓が悪くなれば怒りの感情が出やすくなり、怒ってばかりいると肝臓を害してしまう。
この考え方は、症状と感情が決して無関係ではないことを表しています。
また、生物の進化は、突然変異により起こるのではなく意思を持って起こるという説があります。
進化となれば、ひとつひとつの細胞の変化が伴います。
これは、考え方ひとつで細胞すら変わりうるということだと思うのです。
ホメオパシーは自己治癒力を高める療法だと言われています。
もちろん、レメディーをとるだけでも自己治癒力は高まりますが、そこに自分の意識をのせるだけで、高まり方が全く変わってくると思うのです。