足元を見られたレコード買取り・・・New York留学準備・・・66
断捨離中で、衣類や本など、専門買取業者があるところには依頼した。
その中でLP買取業者の、ぞんざいぶりに憤りを感じ、記しておこうと思う。
神戸にあるその業者のHPには、
【他社で買い取れない物も買取り、次世代に残す】【しっかりと対応】
【あらゆるメディアとジャンルの商品を買取る】
と記されていた。口コミにも、〝150枚のLPレコードを5,000円で買い取ってもらった(※数字仮)〟とあった。
実家から我が家に送ったLPは約50枚。既に梱包されてそのまますぐに送れる状態だったので業者に送り、申込書と身分証明は、別途封書で送った。
査定結果がでるまでに、数日から3週間かかるとのことだったが、1か月たっても音沙汰がなく、問い合わせ電話をしたところ、申込書と身分証明がなく、書類不備だという。
LPを送るときには既に梱包された状態だったので、申込書と身分証明は、
別途封書で送った旨伝えたところ、翌日入電があり、確認が取れたという。いい加減だなぁとは思ったが、そこは目をつぶり、すでに1か月以上査定結果を待っていること、1か月後には海外に移住するので、銀行口座がなくなる状態で、査定結果を待っていることを伝えた。
するとまた翌日、入電があった。1か月以上音沙汰がなかったのに、確認電話後わずか2日、査定結果は164円とのことだった。
LPを捨ててしまうよりは、誰かに喜んでもらえればいいと思ったし、別に高額で売ろうとは思わなかったが、あまりの低額に耳を疑った。
LPは全部新しいビニールに入れ替えたし、盤やジャケットの状態も決して悪くはなかった。
ああ、足元を見られたのだと悔しかった。
〝どうせコイツは海外に行ってしまうし、口座もなくなるなら、買取りなんかしなくいい〟と思われたのだろうか。
こちらの状況をバカ正直に伝えてしまった自分に腹が立ち、HPの謳い文句とかけ離れた対応にがっかりした。
退去依頼業者の相見積もりをとったときにも感じたが、業者や査定員によって、金額や対応が様々だったように、他物の買取りも同様であることが分かった。まして、今回のLP買取に関しては、遠距離だったこともあり、HPのみで依頼してしまい、この有り様だ。
業者にとってはただの商売用品かもしれないが、出したこちら側は、
人生の大半を共に過ごした貴重なもので、泣きながら断捨離したLPだ。
私のように悲しい思いをする人が、今後いなければいいと願う。