範馬勇次郎のカラダになりてぇーー!!
「範馬勇次郎」という、生物を知っているだろうか。そう、誰もが憧れる、地球最強の生物だ。
知らない人はいないと思うが一応言っておく。「地球最強」というのは、権力や財力などの資本主義に付随してくる、みみっちい特権を有する者ということではない。
文字通り、最も強いのだ、力で。
そんな勇次郎だが、地球最強という冠の通り、最高の肉体を有している。どれほど最高なのか、それは力の象徴であるはずの筋肉が、なぜか色気が醸し出されるほどの最高さだ。
というわけで、今回は範馬勇次郎について話していく。
勇次郎との出会い
私が、勇ちゃんと出会ったのは中学1年生の頃。TSUTAYAの中古本コーナーで、夏の暑さをしのんでいた時だった。
当時「バキ」から読み始めたのだが、その時の衝撃は今でも覚えている。(間違えて、2作目のバキから読んでしまっていた。)
「すっっっっっっご!!!!!」
当時の私の語彙力のなさを恨んだとしても足りないほどの、凄さを見せつけられた。
なんという脚だろうか。なんという胸筋だろうか。なんというオーラだろうか。
ただただ圧倒されていたのを覚えている。
そんなこんなで、勇ちゃんに毒された私が、筋トレを始めるのに時間はかからなかった。腹筋、背筋、スクワット。中学生でもできるトレーニングを始めた。
やりたくない日は、部屋に貼っていた勇次郎のポスターを見て、やる気を興していた。
誕生日プレゼントも、両親にダンベルをねだった。わたしは、勇次郎と一緒に思春期を過ごしたのだった、、、
誰にも理解されなかったのはいい思い出である。
ダビデ像にも勝る勇次郎の魅力
勇次郎の魅力、それはなんと言っても「シルエット」だと私は思う。
綺麗な逆三角形の上半身。ブレることの無い台形の下半身。そして、長い手脚。どれもがミスマッチすることなく、完全として存在しているのだ。イメージは、ダビデ像に近い。
しかし、ダビデ像とは違う部分がある。それは、光沢だ。作者の板垣恵介さんは、これでもか!というくらいに、勇次郎に光沢を乗せてくる。
その光沢の艶やかさは、陶器のようであり、丸みを強調させる光は、美しさを覚えさせてくれる。
強く大きい上に、美しい。こんな生物はいるのだろうか(いや、いない)。
中学1年の時、初めて出会ってからずっと惚れている、範馬勇次郎に。
もうそれは、推しの子ならぬ、推しの父となるほどだ。
範馬勇次郎から学んだこと
意外かもしれないが範馬勇次郎は、実はかなり常識的な一面も持つ。もちろんヤッちゃうところは、ヤッちゃうのだが。
そんな一面とは、「食事に対する行儀良さ」である。「行儀良さ」なんて書くと、お子様っぽい感じがしてしまう。しかし考えてみると、世の中の大多数の大人が食事に対してちゃんと向き合えていない。(私もその一人だ)
幼い頃に習ったことができていないのだ。
スマホを見ながら。テレビ見ながら。
ぶっちゃけ、いま目の前になんの食材が入ってるのかが分からない時もあるだろう。
そんな中で
こんな言葉を貰ったらどうだろうか。胸に去来するものがない人は少ないだろう。
私はこの言葉を知ってから、意識を変えた。いや、変えざるを得なくなった。私にとって、それほど強い言葉だった。
勇次郎は名言こそ少ないが、数える程の名言が異常に心に突き刺さってくる。子供の教育に、この思考方を使いたいと言う人がいる程だ。
そして、なぜそんなに心に刺さるのか、それは、至極当たり前のことを言ってくれるからだろう。
食事を大切に。愛に対する真っ直ぐな考え方。夢に対しての純粋さ。
どれもみんなが忘れている、もしくは見ないようにしている事を教えてくれている。
最後に
今回は、私のロールモデルである範馬勇次郎について話してみた。
話していて思ったのは、「範馬勇次郎」という存在は内面も外面も完璧であるということだ。
当初の予定では、勇次郎の肉体の妖艶さだけにフォーカスしようかと思っていたのだが、話しているうちに、勇次郎の根幹は違う場所にもあると感じてきた。
それは、上記した「食事に対する姿勢」などの考え方の部分だと私は思う。
全員が全員、肉体的に強者になることは実際としては無理だ。しかしながら、こと考え方については、努力さえすれば地上最強の生物と同じ考え方はできる。
子供への教育がいい例だ。
ともかく、勇次郎の魅力というのはその鍛えられた肉体だけでないことが分かった。真の魅力が、内面から溢れ出る強い軸の入った考え方であるということも、、、。
今回は、そんな地球最強の父。私の推しの範馬勇次郎の紹介でした˙ᵕ˙
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