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【ワーホリ日記:11月24日(日)-Day97】ドッグシッタークビになる、の巻

とんでもないタイトル。そう、今日はなんとドッグシッターをクビになりました。とりあえず、何があったのか、今日の流れからどうぞ↓↓

朝、強風だったので「無理に散歩は行かなくても大丈夫です。」との連絡が飼い主さんからあり、散歩ではなくお庭でボール遊びをした。今日は、エディの家で、お友達の日本人の元美容師さんに訪問カットをしてもらう予定を立てていたので、12時前に家を出て向かう。カット前に、エディの家の近くで軽くランチをして、2時~カット。私は早く帰らないと行けないので、先に済ませてもらった。思っていたより少し時間がかかってしまい、急いでバスで帰る。帰ったのは4時半頃。すると、家に電気が付いている!?何事?誰かが家にいる?

おどろいてドアを開けると飼い主さんのお友達の一人が家にいた。「どうしたんですか!?」とびっくりして聞くと、ちょうど飼い主さんと電話中だったので、私が電話にでる。

「昨日のことがあった直後で、時間通りに帰ってこないので、信頼できなくなりました。今日で荷物をまとめて出て行ってください。Yukiさんが犬に懐かれていて良い人なのは分かっていますが、仕事なのでそこはきちんとして欲しかったです。」とのこと。

まず、この、「昨日のこと」について説明しなければならない。ペットシッター開始当初から飼い主さんのお友達数人が頻繁に遊びに来てくれていたので、自然な流れでLINE交換をした。そのうちの1人が、私の誕生日にお留守番をしてくれる方ということが判明し、「後でお願いしたい時間など連絡しますね。」とお話した。また、前から他の仕事が入るかもしれないと伝えていた別日の留守番の件についても、留守番してもらえるのか、その方と勝手に相談をしてしまっていた。その後、飼い主さんを通さず留守番をしてもらう時間を調整していたことが飼い主さんに伝わり、そこはきちんと飼い主さんを通して欲しかった、と怒られる。という事件があった。

そして今日、以前から「2~3時間出かけるくらいなら大丈夫ですよ。」と言われていたので、「今日の予定は2~3時間くらいで済むから、3時間半くらいで帰って来られるだろう」という考えで予定を組んで出かけた。前日にも、「毎回出かけるときにはお伝えした方が良いですか?」と聞いたが、特に言わなくて良いということだったのでその通りに家を出た。

ところが、この「2~3時間」という認識、飼い主さん的には「絶対に3時間で帰ってきて欲しい」という意図だったようで、私が外出した時間を防犯カメラアプリで確認していた飼い主さんは、いつ帰ってくるのか気が気じゃなかったようだ。そして、3時間半を超えても帰ってこなくて犬が心配になり、お友達を呼んだとのこと。私の方は、遅くなってしまった事は確かだが、日本時間では深夜だったので、特に飼い主さんに連絡はせずにいた。正直、そこまで防犯カメラを見て帰宅時間を気にしていたとは思ってもいなかった。

まあ、「帰ってください」と言われてしまったので、帰るしかない。荷物をまとめて、小雨の中家に帰った。ホストマザーは「何があったの!?」とびっくり仰天。わたしもびっくりだ。別に落ち込んではいないけど、突然すぎて気持ちが整理できなかった。帰りながら、何が問題だったのか沢山考えてみたので、まとめてみた。


<問題点と改善案>

1.飼い主さんに連絡を怠っていた
特に、朝ご飯やお散歩のレポートを送らなくてもいい、という事だったので自分で責任を持って犬の世話をしていた。そのため、飼い主さんに連絡する、という意識が薄れて、仲良くなったお友達の方と(話の流れもあり)勝手に留守番の話を進めてしまった。ここは、飼い主さんを通してお友達の方に留守番をお願いするよう筋を通した方が良かったか、と反省。また、飼い主さんは日本にいて時差があるからすぐに連絡はつかないからいいだろう、と勝手に考えていた。いくら、飼い主さんが連絡しなくて良い、と言っても日記的な形で犬の状況をレポートすることをドッグシッターの仕事には入れた方が良いと思った。

2.禁止事項とその理由について、きちんと確認していなかった
今回の争点は、「外出時間」。なぜ、2~3時間だったのかというと、ワンちゃんがトイレを我慢する時間が3時間くらいまでにして欲しいから、ということだった。この理由、後から知ったことで、私にはその理由が共有されていなかった(飼い主さんは言ったつもりだったのかもしれない)。実際、私が家にいた際にワンちゃんは3時間おきにトイレに行きたがった訳でもなく、5時間くらいは平気でいたので全くその考えがなかった。「○時間くらい」は、なぜその時間なのか、絶対はあるのか、ということを事前にしっかり確認するべきだった。誰も見ていないから、適当にやればいいや、とは決して思っていなかったけれど、そう見えてしまったのかもしれない。

3.ドッグシッターが初めてだったことで、泊まり込みの適切な値段設定ができていなかった。
今回は、飼い主さんの言い値(£60/日)で承ったのだが、3時間までの外出しか許可されていない、という事を事前に確認できなかった。確かに、ワンちゃんの世話をしている時間は、餌やりや散歩を含めると1日3時間程度にしかならない。しかし、外出を制限されることへの追加料金について、考えが甘かった。

2~3時間の外出というのは、実質買い物くらいしか行けない、ほぼ家に軟禁状態だ。そうすると、10日間の間に、他の仕事(ナニーやイベント)があったとしても、その仕事をする機会を逃す。また、10日間泊まり込みで「仕事」としてやるなら、その間休日が取れないことにもなる。このような、1日泊まり込み、他の仕事ができないという状況だったら、ワンちゃんのお世話だけで稼ぎが保証できるように、1日£100程度に設定するべきだったと思う。


以上のような問題点から、学びも沢山得た。今回は、ちょっと残念な感じで仕事が終わってしまったけど、それ以上にこれからの仕事に活かすための学びが多かったので、よかったということにしよう!

みんなはどう思う?やっぱ私の態度と考えが甘かったのかな?ちょっと認識の違いって感じだったのかな、まあ、こういうこともあるよね!てへぺろ~

それにしても波瀾万丈な29歳の幕開けだぜ!


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