私と面長の27年戦争
生まれてこの方
顔が長いのだ
⚠︎(こちらの記事は、数年前に躁状態で書いたものです。外見に関する、思い込みや偏見について言及している部分があります。ご注意ください。)
序章〜なぜ君はAMOちゃんになれないのか〜
きゃりーぱみゅぱみゅの
つけまつけるが、流行歌だった2012年頃、
女子高生はこぞって目の周りを飾り立てていた。
ティーンの人気者は必ずと言っていいほど
つけまやカラコンのプロデュースをしていたし、
読者モデルがプロデュースした商品も沢山あった。
その頃の私はクラスの友人達と一緒に
zipperやKERA、ゴシック&ロリータバイブル等の原宿系雑誌にハマっていて、
メイクも、雑誌に載っているモデルの女の子達を参考にしていた。
特に夢中になっていたのは
大人気だったamoyamoのAMOちゃん。
メイクと髪型を真似すれば、かわいくなれると信じていた
ピュアで無知な当時の私は
AMOちゃんのメイクページを折跡が付くほど熟読していた。
そして、
そんな
雑な考えの女子高生が
AMOちゃんを目指した結果
そう、
簡単にうまくいくのなら
世の中AMOちゃんだらけである。
たぶん、当時どの高校にも
不穏なアンニュイを纏った
触角だけAMOちゃんが大量に存在した事だろう。
当然、本人は
それなりに可愛いつもりだったが、
やはり何かが違う
美輪明宏に影響を受けていた
高校時代の私は
『何かがおかしいわ、何なのよ』
と考えながら一つの答えを導き出した。
もしかして、
私、、、
顔が、、、、、、、、長い?
顔型と言う概念
今でこそ、女性ならば誰しもがしる
顔型と言う概念を
私は高校生で初めて知ったのだった。
私の目指すAMOちゃんは
丸顔寄りの卵型
そして私は、面長だったのだ!!!!
骨切りレベルの大掛かりな
整形をしない限り、
あの顔形になる事は絶対に無い。
ピュアな田舎高校生には、厳しすぎる現実だ。
『メイクで目を大きくすればどんな顔にもなれる!』
と目を輝かせていたあの頃にはもう、戻れないのである。
そして、時は流れ
憧れの対象は、
変わっていったが
短めの顔面への憧れは
私の人生をじわりじわりと蝕んでいくのだった。
面長って罪ですか?
大学に入り、私は心底安心していた。
これからは毎日化粧ができるのだ。
そう思うだけで、顔の長さの呪縛から
解き放たれた思いだった。
なりたい顔にはなれなくても
なれる顔で1番マシになろう、
そう決めた私は毎日ギョッとするほど大量の
コスメを持ち歩いて生活していた。
(以下当時のメイク)
大学生活で良かったのは
様々な見た目の、素敵な女性に出会った事だ。
痩せている事、目が大きい事、色白な事、背が低い事、そして、顔が短い事。
私の中で勝手に重要視されていた
美の基準が変わっていった。
芯を持って活動している女性達は、ただそれだけで、とても美しかった。
しかし、価値観揺らぐ
この大学生活で
私は幾度かの面長トラブルにぶち当たり
面長へのコンプレックスをさらに拗らせていくのであった。
[次回]
悪いのは面長ではなく性格なのか?
笑うキャリーブラッドショー
の2本です。
2024年 7月追記
30歳になった今、
27歳の時に書いた怪文が出てきたので
公開します。
後悔なきよう
アデュー