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【読書記録#132】 日本人として知っておきたい 皇室の祈り

<2024年9月19日にインスタに投稿したものをシェアしています>


皇室の祈り
伊勢雅臣 著

私たちの国、日本は島国で自然災害の多い国であることもあり、何世紀にも渡り、心を寄せ合い、助け合いながら生きてきた。そして、そんな風土から生まれた「利他心」は日本人の国民性にもなっている。

それは私たち国民のモラルの高さとして反映されており、大地震が起こった時でも、冷静で秩序のある振る舞いに、世界中の多くの人々は感動する。これが、これまで私の日本人が利他心を持つ理由の認識であった。

しかし、筆者はその「利他心」はもともと代々皇室が、いつもわたしたちの幸せと安寧を祈ってきた「利他心」から国民へ伝染し、日本人の国民性となったと述べている。その根拠としてイラクで支援活動を行っていた自衛隊の体験を例として挙げている。

自衛隊員たちがイラク人作業者と一緒に汗を流すと、「終業時間の五時を過ぎても、まだ隊員と一緒にブルドーザーに乗って働いているイラク人の作業者もいた」といいます。自衛隊員たちの持つ利他心が、イラク人作業者たちの「利他心」に火をつけました。「利他心は伝染する」ということが、この事例から推察できます。

また、著者は次のようにも述べている。

代々の皇室がひたすら国民の幸せを祈り、その利他心が多くの国民に伝染して、それぞれの人がそれぞれの場で、他の人々のために尽くす。

それがわが国の姿だったのではないか、と私は考えています。そして日本国民が強い「利他心」を持っているという国民性も、この国の形から生まれてきているのではないでしょうか。

確かに、著者の考えに納得がいく。

本書には歴代の天皇皇后両陛下がこれまで災害があるたびに行幸啓を通して、被災者の方々に心を寄せ、励ましのお言葉で多くの被災者を癒し、勇気づけてこられ、被災者の方が「天皇皇后両陛下のもとの日本国民でよかった」と思うエピソードがたくさん詰まっている。

私も、本書を読んで改めて「天皇皇后両陛下のもとの日本国民でよかった」と思った。

天皇皇后両陛下のご健康と皇室の弥栄を心より祈念いたします。🎌

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