【読書記録＃120】日本の芯

2024年7月18日 13:18

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日本の芯
曽野綾子著

リアリストである曽野綾子先生の人生観は共感できるものが多くあり、読んでいて勉強になった。歳を重ねられ、酸いも甘いも噛み分けた方の言葉は説得力がある。

本書で印象的だった箇所は、今は自分自身が何より大切で、社会も他人もそのことを認めて自分の希望を叶えるべきだ、と信じている子供や大人が珍しくない。こういう利己主義者は、個性が強いように見えるが、実は精神もひ弱で、個性も希薄な、内容のない人物のである。

今では、あまりにも人は精神や魂の肥料である読書をしなくなって、知識も精神もやせ細っているから、私はあえて次のように言いたいのだ。

「金を儲けたかったら、本を読め！」
「出世したかったら、本を読め！

私はまず、積読本を解消しようと思う。

【読書記録＃120】 日本の芯