北大阪急行目指して関西へ〜その3〜
大阪に新しく延伸開業した路線と大規模高架化工事中の現場、3年ぶりに電車運転が復活した支線と私鉄めぐりを楽しんできた。
南海高師浜線電車を羽衣駅で下車すると、駅前から続く乗り換え通路を進む。
JR阪和線の鳳から一駅だけ伸びるヒゲのような枝線。こちらも正式には阪和線の一部なのだ。
えきねっとで発券した長距離きっぷを自動改札機に投入して入場。
高架ホームに上がると、4両編成のワンマン電車が入ってきた。
すぐ間近を先ほど乗ってきた南海電車が走る。
一駅乗れば、終点の鳳。メインの阪和線は、和歌山からの紀州路快速と関西空港からの関空快速が連結した8両編成。平日日中なのに結構混んでいる電車で、天王寺まで揺られた。
お昼時なので、ホームにある立ち食い店を目指す。
大阪へ来たら、これっきゃない。まあ、東京でもしょっちゅう食べているけれど。
関西では、お揚げの入ったそばを「たぬき」と呼んでいたはずなんだけど、関東に合わせて「きつねそば」に変えたのか、それともこのチェーン独自にそう呼称しているのか。ちょっとだけ悩む。
大阪環状線から関西本線に直通する大和路快速奈良行きに乗車。先日、福島県の郡山駅に下車したので、今回はこちらに降りてみよう。
自治体名は大和郡山市だが、駅名はキッパリと郡山。奈良県内には、他にも大和高田市の高田駅がある。
後続の大和路快速は、奈良の先にある加茂まで行く。県庁所在地を通り抜け、木津で奈良線と別れると、終点の加茂到着。
待っているのは、亀山行き。一両ぽっちのディーゼルカーなのだ。ここまでは電化区間だったが、同じ関西本線でもここから先は非電化となる。
車内はご覧のとおり。せめて2両編成なら全員座れるのにね。
途中の伊賀上野からは座ることができて、終点の亀山到着。
ここまで非電化区間の関西本線はJR西日本の管轄だったが、ここから先の名古屋までは再び電化区間となり、JR東海管轄の関西本線となる。
2両でやって来た快速電車は、夕方ラッシュに備えて2両増結して4両となって折り返し名古屋へ向かう。途中、下校の高校生で一時賑やかになったが、それ以外は静かな状態で淡々と進む。
並行する近鉄名古屋線は複線で、特急を含めて電車がひっきりなしに走っている。一方、こちらは単線も多くて快速なのに行き違い待ちの停車も多い。勝ち目のない競争は、回避しているようにも思えるね。
名古屋からは、「のぞみ」で新横浜まで一駅。
そう言えば、東海道新幹線の車内販売は原則廃止となったんだっけ。駅で買ったビールでは足りず、追加で買おうとしてふと思い出した。
それにしては、車内販売がなくなったことのアナウンスは聞いてないぞ。う〜ん、ホスピタリティの欠如を強く感じるなあ。
帰宅ラッシュの横浜線から京王相模原線に乗り換え、南大沢帰着。
駅前の「串かつでんがな」にて、夕べの一献を楽しんで大阪日帰り旅の締めくくり。
〜おわり〜
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