
京王百草園で早春の息吹を感じてみたよ。
1月中旬のある日、南大沢の自宅から京王百草園まで歩いてみようと思い立った。
iPhoneの地図で徒歩ルートを検索してみると、道のりは10km弱。所要約2時間と出た。天気さえよければ、何とかなりそうだね。
自宅を朝9時ごろ出発。都立大学の正門を経て、多摩ニュータウン通り沿いに進む。京王堀之内駅の近く、大田川が大栗川に合流する辺りで、野猿街道に進路を変更。
途中で見つけたのは、熊野神社の赤い鳥居と大銀杏。
多摩都市モノレールの高架橋が見えてきたところで、野猿街道を外れて北側へ。帝京大学キャンパスを横目に見つつ、百草団地を突っ切って行くと、目指す京王百草園まであともう少し。
京王電鉄の百草園駅から歩くと、直前に急坂が現れて驚くけれど、南側からアプローチしても、やっぱり急勾配は変わらないんだね。
iPhoneのご指南どおり、ちょうど2時間で入口に到着。
百草園と言えば梅が有名なのだけれど、この時期はまだ見頃には早い。今、存在感を発揮しているのは、まずこちら。
ロウバイ。漢字では蝋梅と書く。その名のとおり、蝋のような香りが鼻腔をくすぐる。でも、梅の仲間ではないらしい。
もう一つの主役はこちら。
ニホンスイセン(日本水仙)が鮮やかな花を咲かせている。今年はいつもより少なめなのかな。あるいは、もうちょっと遅い時期なら群落が見られるかも。
そして、早咲きの紅梅はヤエカンコウ(八重寒紅)。
ニホンスイセンと同様、例年より咲き始めが遅いようだ。
もう一種のミカイコウ(未開紅)は、日当たりのいい赤い傘の上で、ちょっと誇らしげにも見える。
敷地の奥にある見晴台まで登ってみると、富士山が遠くに霞んでいる。
反対側の景色は、こんな感じ。
以上、ほとんど来園客のいない百草園で、早春の息吹を感じてみたよ。でした。