十条中央商店街をお散歩
365日稼働の職場に勤務しており、休日は不規則。土日が休みのときもあるけれど、ほとんどが平日。友人と遊ぶには不向きだが、一人散策するのが好きなので苦にはならない。むしろ、平日の日常風景が垣間見えて面白いことの方が多いくらいだ。
さて、今回もそんな平日休みの一コマ。どこへ行こうかと思案した結果、埼京線の十条駅から京浜東北線の東十条駅まで歩いてみようと考えた。
埼京線は、浦和在住時代に毎日通勤で利用していた路線。でも、十条に降りるのは初めて。ホームのすぐ脇に商店街へ通じる踏切があり、停車中の電車を間近に見ることができて大迫力だ。
その十条駅も、高架化されることに決まったらしい。そうすると、こんなアングルで電車を見ることもできなくなるよね。
アーケードのある十条銀座は西側へ伸びているので、今回はパス。東側にある東十条駅を目指すべく、踏切を渡って狭い路地の十条中央商店街を進んでみよう。
平日の午前中だけれど、大勢の人が行き交っている。その途中でふと見かけた定食屋さん。
特に変わったところもない店構えだけれど、店頭のサンプルケースを何気に覗いてびっくり。
焼肉(にんにく味)ライス味噌汁 ¥500
豚の生姜焼き ライス味噌汁 ¥500
若鶏の唐揚げ ライス味噌汁 ¥530
などなど。料理単品でも安いと思うのに、ライスに味噌汁まで付いてこの値段とは驚くばかり。これは、きっと地元の人気店だろうなあ。
さらに歩いて行くと、ここまでの路地の雰囲気とはまったく異質の建物に出くわした。
えっ? これって演芸場だよね。
はい、立派に現役の演芸場でありました。調べてみたら、かつては梅沢富美男さんも出演していた歴史と由緒ある場所なのだとか。コロナ禍で大変だったと思うけれど、これからもお客さんを楽しませてほしいと願うのみ。
さらに進むと、間もなく商店街はおしまい。交差する道路は、拡幅工事が始まる様子。その先には、東北・上越・北陸新幹線の高架橋が見えている。
線路を跨ぐ橋を渡ると、そこが東十条駅。ホームがあるのは京浜東北線のみだけれど、上野東京ラインや湘南新宿ラインも並んで走っている。上空には、さっき見えた新幹線。
あっという間のお散歩だったけれど、見知らぬ街をふらりと訪れる楽しみはこれからもやめられないなあ。
~おわり~
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