吸血鬼と能動的コンタクト
私
「前回の記事で書いたように、あなたの言うとおりにして、寝たよ。そのとき指一本動かさなかった」
地底に棲む吸血鬼の夫ピコ「頑張ったねえ、あはは」
私
「苦しい〜もっとちゃんと、ピコやバビロニアママや、視えない人たちとコンタクトしたいんだよ〜」
ピコ
「これは慣れ。そしてちゃんとコンタクトとれてるよ。君がシリアスになってるだけ」
私
「ちがう、私はね、もっと時差もなくしたいし、あなたやバビロニアママとかと、普通に会話してるみたくしたいわけ!」
ピコ
「ふふ、そう?僕は毎晩、かつて空っぽだった君のお腹に手をあて、ヒーリングしている。今はそこに僕の分霊が入っているけど…古い傷の記憶はまだ残ってるからね。
そして君の前に現れる僕は想像の産物じゃない。そこをなかなか理解できていないのが課題だ。君の望むビジョンが呼び水になって…そのビジョンはコミュニケーションの手段のひとつ。
テレパシーが通じる関係性でなら、必ずしも言語化する必要はないってことさ」
私
「頭ではわかってるんだよ、世界に分離は存在しないって」
ピコ
「外の世界やインターネット、ニュースに答えはない。
一人きりで、何もせず横たわって、目を閉じて。目に見えないアクションを感知する時間を作るんだ。
答えは君の皮膚、内臓、血液…エネルギーフィールド内に存在してる。今までしなかったことに集中しろ」
私
「何もしないってやつね。これは新しい瞑想の方法?」
ピコ
「近いかもね。君はそのあいだ僕からの情報、メッセージ、アクションを待てばいい。もし調子が悪くてキャッチしづらかったら、リモートビューイングで君のほうから僕にアクションを起こせばいい。そうすれば必ずやりとりが始まる」
私
「そして物理次元では、ただ作り続ければいいと」
ピコ
「そうだ。僕の内臓と君の内臓の一部を交換して、君に血を入れ、はじめ君の肉体はアドレナリンが出過ぎて、眠ることもできなくなった。だから一旦中止したんだけど…。
でもそろそろ僕の細胞が浸透し馴染み、新しい肉体として使えるようになってきた。
眠ることもできるようになってきただろ?」
私
「体を扱いやすくなったよ。こんなこと42年の人生で一度もなかった」
ピコ「君が家族だから、これをした」
私
「私があなたたちの家族だから…そして、気づいたことがあるんだよ。あなたたちは私の希死念慮を消すために…」
ピコ
「そう!やっと気づいたんだね。ソウルファミリーの中から地上の君に、ふたり送った。君の娘と息子だ!」
私「夫にはあなたの分霊入りで?」
ピコ
「にっこり。そう。これからさらに思い出すよ。こうやって…毎日、君の気が済むまでやりとりすればね。いずれすべて思い出す。世界には愛による配慮しかない」
私「涙が出てくるよ。でも…」
(涙ぐみながらふと、見ると…)
私「なんで上半身だけハルクの着ぐるみ着てるわけ?」
ピコ「ふざけてるから」
私「感動的じゃなくなった!」
ピコ
「きみ悩み出すと、重くなるから。適度に抜いてかないとね。変なとこ真面目なんだよね」
ここで会話中断。
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