医学や科学の力で若返りは可能か
最新の若返り・不老不死の研究では、いくつか興味深い成果が報告されています。
まず、アンチエイジングの分野で注目されているのは、老化細胞を除去する薬の開発です。
順天堂大学の研究チームは、糖尿病の治療薬として使われるSGLT2阻害薬を使用して老化細胞を除去する臨床試験を計画しており、2025年に試験が始まる見通しです。
この薬が老化細胞を減少させる効果が確認されれば、運動機能や認知機能の改善が期待されています。
また、「再生医療」においても、体の組織や細胞を再生させることで若返りを目指す研究が進んでいます。
特に注目されるのは、幹細胞治療やエピジェネティクス(遺伝子の発現を調節する仕組み)を活用し、体内の細胞を若返らせる技術です。
これにより、80代や90代でも40代の身体機能を維持することが現実味を帯びています。
これらの研究の進展により、健康寿命を延ばすだけでなく、将来的には加齢によるさまざまな疾患の予防・治療も期待されていますね。
技術がさらに進化すれば、アンチエイジングの新しい治療法が実用化され、一般の医療現場にも導入される可能性があります。