大食いでも太らない人

　フードファイターや「食べても太らない」と言われる人々の秘密は、いくつかの要因が関係しています。

　まず一つは「基礎代謝」です。
　基礎代謝とは、安静にしているときに消費されるエネルギーのことで、これが高い人ほど自然とカロリーが消費されやすくなります。
　遺伝や筋肉量が基礎代謝に影響するため、筋肉が多い人や体が大きい人は、一般的にカロリー消費が多くなります。

　次に「消化吸収能力」の違いもあります。
　消化器官の働きが人によって異なるため、摂取した栄養をどの程度吸収できるかにも個人差があるのです。
　ある人は、食べたものをすべて効率的に吸収する一方、他の人は吸収が控えめな場合があります。

　また「食べ方」や「食事の頻度」もポイントです。
　フードファイターの方々は、一度に大量の食事を摂るため、通常の食事とは違った体の反応が起こります。
　短時間で大量の食べ物を摂取すると、消化器官が一時的に混乱して栄養を完全に吸収しにくくなる場合があると言われています。

　さらに「トレーニング」も重要です。
　フードファイターの多くは食べるための特訓をしており、胃を広げたり、消化器官の働きを強化したりする練習を行います。
　それにより、たくさん食べても体重が増えにくい体質を維持するのです。

　つまり、「食べても太らない」には、基礎代謝や消化能力、食事方法、トレーニングなど、いろいろな要素が影響していると言えます。
　ただし、一般の方がこれを真似するのは健康に良いとは限りませんので、あくまで参考程度にするのが良いでしょう。