きぃさん講座「心の解説&おはなし会」に参加した話

Instagramできぃさんをフォローしている。
考え方が楽になるヒントを取り上げ解説する投稿をされている方で、オススメ欄に表示されたことがきっかけでよく見させてもらうようになった。
丁寧に解説されている投稿を見てもっと深いところやその先の部分についても知りたいと思い、今回直接講座に参加させてもらうことにした。

今回のテーマは「人に甘えられない・頼れない」。
私は最近は大分落ち着いているけれど、過去のシーンを回想するとあまり上手くはできていないのだろう。
講座全体の流れは、心の仕組みについての解説から入り、その後今回のテーマについて、参加者から集めた質問を取り上げて答えてくれる時間、最後に自分を肯定するための瞑想のようなワーク、となっていた。
それぞれ少し勉強内容が進むごとに、近くの方と気づきや感想を共有する。
参加者は女性ばかりだった。
2時間半程度の講座だったけれど、あっという間に過ぎてしまう。

はじめに、顕在意識と潜在意識のお話。
私は大学で心理学を勉強しているから、こういうことは一通り習っているのだけど、いざ自分の考えが過去の経験に基づき構成されていると言われると、また見方が変わってくる。
知識ベースはあっても、自分や状況にそれを当てはめることが全然できていなかったことに気が付く。
そして、過去に影響されて今の考えが形作られているとはいうものの、「今・未来」は「過去」とは全く別物だ。
過去に引っ張られなくても、今の私は今だけのものだ。

セルフイメージと証拠集めの話も出てきて、ここ最近一通り考え続けた結果出来てきた思考を改めて肯定してもらったように感じ嬉しかった。
自分はこうだと思っている信念があるからこそ、その証拠を日々の暮らしから探し出す。
それはわざわざ証拠になる出来事だけをピックアップしているからそう感じるだけで、真ではないかもしれないのだ。
セルフイメージは過去のどこでできたのか。
そう思うきっかけになった場面が過去にある筈で、それが本当にそうだったのか検証していくのがカウンセリングで行っていることだと聞いて、やっとカウンセリングが持つ役割が見えてきたようにも思う。

人に甘えられないのは、それが過去に自分の生命を守るため、母からの愛情を得るために必要なことだったから。
甘えないことはいいことで、甘えることは悪いことだと、経験からそう認識してしまっているから。
わざわざ甘えられないと感じるのは、本当は甘えたかった自分がいて、まずそれを認めなくてはいけない。
そもそも甘えないことは、人が活躍できる場を奪う可能性もあって、場合によっては相手に「自分は不要だ」と思わせてしまうことすらある。
甘えないから正しいわけではない。

甘えられるようにするためには、抵抗があってもやるしかない。
ハードルを感じてしまうような言葉でも口にして、できないことや助けてほしいことを伝えることが必要だ。
やってこなかったからこそ難しく感じてしまうけれど。
甘えても大丈夫な成功体験を積めば、自分の他者への見方も優しいものへと移り変わっていく。

以前ほど、甘えられないわけではない。
それでもやっぱり、甘えるための言葉は普段絶対に口にしないようなものばかりで、これを言わなくてはいけないのかと思うと途方に暮れる。
ただその先にある優しい世界を信じて、自分の視点を変える覚悟を持っていきたい。

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みみ
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