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「きものtotonoe」さん、利用してみた!

「きっかけ」が長くなってしまったので、目次を付けました(;^_^A
お急ぎの方は「きものtotonoeさん 利用してみた!」からご覧ください。



きっかけ


かつて、夫婦二人暮らしの時、着物のクリーニングは、

セールやキャンペーン中なら近所の呉服屋さんへ
そうでなければ郵送してやってもらえるところ

に頼んでいました。

が、子供に恵まれ、車を購入。
郵送ってなると、箱探しからのスタートで、結構大変だったので、
紙袋とかにガサッと入れて呉服屋さんに持って行っていました。
そうすると、帰りに食料品買って帰ったり、他の買い物が済ませられたりできるから。

しかし、そうは問屋が許さない。

持ってきたものを広げて、シミなどを事前に確認するのですが、
広げてまず一声。

「わあ、上品で素敵なお着物ですね」
これこれ、手を止めるでないよ。

まだ続きます。

「お茶をこぼしてしまったとか、ご着用当日に雨に降られたとか、そう言ったことはございませんでしたか?」
これは当然の質問。
「はい、大丈夫でした。特に目立つ汚れは無いと思います」
「わあ、良い日和に恵まれて、何よりです~」
違えって!そして手止めんなって‼

うちは子供が幼稚園だったので、夕飯の買い出しとか、そこのショッピングモールにしかないお店に寄る用事とかを加味したら、
下手したらお昼食べられずに帰る羽目になる(冗談抜きにね)。

さらには、

「よろしければ、商品ご覧になっていきませんか?」

となるんですが(まあ、これは恨めない。商売だもんね)、
訪問着がピンクでボチボチアラサーだったりすると、

「こちらの訪問着の反物、合わせていかれませんか? より落ち着いた雰囲気になると思うんですよ~」

となる。
いやいや、「あら良いわね」で買える金額じゃないじゃん?
訪問着、そんなに沢山いらないじゃん??

そして何より……

何故アンタにはピンク似合わないよっていうのを接客トークに使うワケ???

アラサーだとしても、身内で
「ちょっと派手じゃない?」
「んなことないよ!」
「いやいや、そろそろさあ…」
な会話なら良いとしても。
こういう会話をして見に来ましたっていうお客さんなら良いとしても。

そっちからってのは余計なお世話だろ

って思ってしまう。(当然。)

そしたら、新たに郵送でできる着物のクリーニングを見つけたので、利用してみました。

きものtotonoeさん 利用してみた!

たまたま広告に上がって来て、「へえ~」程度でポチっとして、
今の需要に合ってる!
って思えたので、利用してみました。
利用した際の流れを以下にまとめてみました。

①申し込み
webかライン、電話からできます。ラインでできるのは便利ですよね。

②キットが届く

届いたもの全て

③発送の準備
同封されていた案内を参考にしながら、進めていきます。

・一緒に送られてきていた「匠の診断アンケート」(カルテのようなもの)に、各着物の汚れの原因やお願いしたいメニューを記入。

・返送時のアンケートも記入。
このアンケートに、嬉しい一文が。

収納方法に三つ折りが希望できるんです!!
これが、「noteで紹介したい!」って思った大きな理由なんです!
今の時代の住居で、二つ折りで着物をしまえる家なんて、皆無に等しいんです。
で、お店に持ち込んでいた時から、三つ折りサイズの帯用の畳紙に入れて下さいとわざわざ言ってたんですが、
キチンと伝えても二つ折りのに入っていたりしました。
その際は、そこを主張しても「はぁ?」な顔をされたり、
「畳紙をご購入頂けるなら入れ替えます」(←しつこくなるけど、事前に三つ折りって伝えてるんだよ?)
なんて言われたりして、渋々帰ったりもしましたなあ(遠い目)。
不思議に思っていたのが、彼ら(店員)だって、一般的なマンションとかに住んでるんじゃないの???っていう疑問。

まあ、それはさておき。
この一行には感動したのでした。

・収納袋に着物を入れる

ビニール袋に入れた着物や襦袢。この状態で収納袋(防水加工されている)に入れました。

私は畳み方を知っているし、写真のように互い違いにした方が着物の生地の寿命的に良いかなと思ってこのように入れましたが、ここまでしなくても大丈夫。
袖畳み(Tシャツ畳みともいうかな?袖と袖を合わせて、半分に畳む畳み方)でもOK。
その場合は生地がのびてしまうのを防ぐため、身長に当たる部分は蛇腹に折るのをオススメします。

④発送
ここで注意なのが、送料は自己負担です。
その代わり、宅配業者は何でもOK。
これ、意外かもしれませんが、指定されないのって意外と便利。
集荷のやり取りとかって結構面倒だし、その日の予定立てられないし。
近所のコンビニから発送できたのになって思ったり。
ちなみに、上の写真は訪問着二枚・襦袢一枚の計三点をゆうパックで送り、1,500円でした(2024年)。

⑤メールやラインでやり取り
こちらの着物が届くと連絡が来ます。
見落としていたシミや焼けなどもチェックしてもらえるので、そのやり取りをし、どのように処置するかを決めます。
私はwebから申し込んだので、メールでやり取りをしていました。

⑥返送
通常は60日とあり、出来上がると連絡が来ます。
で、帰ってきたのがコチラ!

フタを開けたところ
プチプチも広げたところ

そしてそして!最後の最後にもう一つ感動ポイントが!
同梱されていたお手紙なんですが、赤い字のところにご注目。

キットが来た時の説明文にもあるんですが、最後にまたこの注意書きが。
そう、私が店員時代から、そしてブログでもいっていたこと。
保管する際には添えてある紙を外して!!
これ、呉服店の店員、絶対言わないんだよね~何でだろう。
自分が店員時代の時は、店長に
「別にわざわざ言わなくてもよくない?」
と言われたりしたっけ。
当時私が働いていた会社は、現在は倒産して大きい会社に吸収されてたけどね……

まとめ

きものtotonoeさんには、メールを見落としていたりして、お手間を取らせてしまいましたが、それも丁寧に対応して頂けましたm(__)m
一度利用してみて思った事は、

・呉服店の接客が苦手な方
・お仕事が忙しく、時間に融通が利かない方
・荷物を発送できる所がある方・行ける手段を持っている方
・電話でのやり取りが煩わしい方(従来の郵送でもできるのは電話でのやり取りだった)

は、とても便利だと思います。
もちろん、発送の際は集荷を頼んだりする必要も、人によってはあると思いますので、ライフスタイルや、生活の中の優先順位を考慮し、利用を考えている方の一助になればと思います(o^―^o)

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