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これはゲームなのか?展♯2のお話

現在、千代田区のアーツ千代田3331にて開催中の「これはゲームなのか?展♯2」。様々な背景を持った17組のクリエイターによる作品の展示会であり、どの作品も体験する人間になんらかの感情や思考を与えるものだと感じました。

今週の土曜、日曜(12月14、15日)で終了してしまうので、今日初めてこの展覧会を知った人や、実際にどんなものが展示してあるのかよく分からない人に向けて、自分が特に印象に残っているものをいくつかご紹介します。

多少のネタバレが含まれる為、何も知らずに会場に行きたい方はここでお別れです。


幽霊

会場ないに透明な三角コーンがいくつか置いてあります。取っ手が付いていて、誰でも自由に動かすことができます。会場のどこにでも、どんな意図を持って置いても構いません。あなたはただの三角コーンに影響されますか?誰かが置いたコーンの配置に何かを感じることはありますか?

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創造的なゲーム、ゲーム的な創造

この展示を訪れた人は、二つの陣営に分かれての勝負に参加することができます。木製のブロックと3種類のヒトガタを一定のルールに従って配置していき、より多くの点数を獲得した陣営が勝者です。会期の最初は何もなかったフィールドには、今では数百体のヒトガタとブロックの塊が出現し、今日も増え続けています。誰かが統率しているわけでもないのに、どこか規則性を持った街のようなものの片鱗が見えてきます。置き方にもどこかその人の個性が感じられます。最後は何ができあがるのでしょうか。

ルールの伝言

遺跡から発掘された謎の遺物と壁画。どうやら古代の遊具のようだが遊び方がはっきりと分からない。こんな場面を想像させる展示です。不変のルールなんて、存在し得ないのかもしれません。

一年生ゲーム・一生後ゲーム

1年間もの間、誰かの作ったルールに従って生きるとき、人はどう影響されるのでしょうか。嫌いだったものが好きになったり、背中を押されたり、1年後にはすっかり忘れてしまっていたり。日々すれ違うどこかのだれかの人生に、少しお邪魔してみませんか。

また、会場で一生後ゲームの概要書が配布されています。ゲームにおける暗黙の前提をテーマした作品です。


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「これはゲームなのか?展♯2」

会場 アーツ千代田3331 東京メトロ銀座線 末広町駅 徒歩3分

会期日程 2019年12月7日~15日 

開催時間 14日 13時~21時 15日 13時~18時 最終入場は閉場30分前

チケット 現在は当日券1800円のみ会場受付にて販売中

所要時間 一通り体験するならば2時間 人によってはいつまでも


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