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僕は女から男に性別を変えて生活しているFTMトランスジェンダーの鈴木優希 41歳。
仕事は地元名古屋でLGBTQを雇用したBARを経営している。
41年生きてきて、楽しい事ももちろんあったけど辛い事も思い出したくない程あった。
その経験から言えることがある。

辛い時こそ「気付き」のチャンス

神様が何かを教えてくれているサイン。

辛くてしかたないことも傷ついたこともそこから必ず学ぶ。
イヤなことのひとつひとつも無駄じゃない。

そして辛い事は永遠じゃない。
事実は変わらない。今思い出しても辛い経験はあるけど、その時よりも癒えている。元気になっている。
あの頃よりも笑えている自分が確かにここにいる。

綱渡りだって良い。渡らなければ見れない景色がある。

イヤなこと一杯。
仕事、恋愛。上手くいかないこと一杯。


僕だって、自分の店なのに行きたくない時がある。

いつものようにお風呂に入り、セットしてスーツに着替え終わってもぼんやりとデスクに座る時があったり。

それでも、うつむきながらでもいつもと同じ道を歩いて店に向かう。

時には寄り道をして一杯飲んでから、向かう事もある。

店の前を通り過ぎて、うろうろとあてもなくネオン街を歩く時だってある。

経営者でも雇われていても変わらない。

みんなそれぞれに懸命に生きているから悩み落ち込む。

イヤなことが続けば、気力を失う事もある。

大事なのは「続けること」


綱渡りでも良い。

渡ればいい。

渡る事を諦めてはいけない。

渡ればそこには見たことない景色がある。

スキップしながら鼻歌を歌いながら進む日もある。
誰かと電話しながらニコニコと行く日もある。
うつむきながらぼちぼちと歩む日もある。
誰かに愚痴を言いながらの日もある。

それでも「向かう」事に意味がある。
その一歩一歩が自分も知らない場所へと連れて行ってくれる。


※2022.6.11(土)LGBT社会人交流会「BRUSH UP」第9回無事終了。沢山のご参加ありがとうございました!

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