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僕はLGBT。生まれた時は女。今は男の戸籍で生きているFTMトランスジェンダー鈴木優希。仕事は地元名古屋の繁華街錦三丁目で同じLGBTQを主に雇用したBARを経営している。
この街で僕が見てきたもの
この街に来て24年。自分の店を持って16年。
お客様やスタッフ、沢山の人と関わってここまで来た。
その中で感じた事を今日は書いてみようと思う。
人に好かれたい。
これは誰もが思う事だ。
しかし、みんなそこが上手く出来なくて「人間関係」で疲れてしまう。
僕も人を雇う立場になって余計にこの人間関係という悩みに追われている。
スタッフが増えれば増えるだけ、本当に日々いろんなことがあって考えさせられる。そんな中で気が付いた。
後払いの精神を捨てること
後払いならだれでもできる。
戻って来るかわからないことに「賭け」ることができるか?
「期待しない」でも「賭ける」
それこそが人付き合いのポイントだと知った。
現に僕がこの街で出会ってきた魅力的な人達は、先払いしまくっている(笑)
僕は女としてもホステス・キャバ嬢と水商売をしてきた。その時は色だ恋だという付き合いが多くてあまり感じることが出来なかったけど、男となってこの仕事をしているとスーっと見えてくるから不思議だ。
僕も、何もない自分に時間とお金をかけてくれた人たちのおかげで今ここにいる。
今も尚、お返し出来ていない人の方が圧倒的に多い。けれど、その人たちはそんな事を気にしてはいないのだと思う。いい意味でそんな「お返し」を期待していないのだ。
そんな人の周りにはいつも心のある人達が居る。
一緒にいる人は自分を映す鏡。
自分の周りにロクな人がいないと嘆いているならば、それは自分がロクでもないから。
人と違う事をしよう!
恋愛でもそう、友達でも、スタッフに対しても同じ。
こちらの熱量が少なければ、どんなにうまい言葉をくれたとしても向こうも所詮は同じ。
後払いには価値がない。
自分がこれ!だと思ったものには気持ちも時間もお金も全てにおいて先払いのすすめ。
自分の直感を信じる。戻ってこなくても良い。むしろ傷つけられるかもしれない。
でも良い。その時の僕が選んだ事。大事だと思った人に賭ける。
自分の気持ちにまっすぐに生きたい。
時間・お金・気持ち、大切なモノを先払いするから相手に気持ちが伝わる。結果が見えているレースに賭けるのは誰でもできる。
何かをしてくれたから返すのも誰でもできる。
その逆の人間の方がはるかにカッコイイ。僕もそうでありたい。
2022.7.19(火)LGBT社会人交流会「BRUSH UP」第10回無事終了。沢山のご参加ありがとうございました!