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農業をひも解く32 ~ギャップを埋める~
農業は、国民に食料を供給する重要な産業である。
だが、農産物価格は概して安く、費用の高止まりもあって、農業をビジネスとして成立させるのは難しい。
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「高収入」を得ようとすれば、基本的に経営規模を拡大するほかなく、ハイリスク・ハイリターンの世界に突入する。
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「収入は二の次」と思えば、小さな農業でいいだろう。だがそれは、自給自足に限りなく近い世界になる。
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以上、端的に、農業は、収入が少ない産業と言って差し支えない。
ところで僕は、減少し続ける農家を手助けするため、「水田の畦畔管理」等を引き受ける事業を始める予定だ。しかしここでは、「お代」をいただかなくてはならない。その請求額が、農家さんが払える経費の額と釣り合うのか・・答えを見出すのが難しい。
そんな矢先、27日から日経で、「NPO25年」という特集が始まった。第2面に掲載されている。
内容は読んでいただければわかるが、NPOの、
採算が取れない
という問題をクローズアップしている。
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO67213100X21C22A2EA1000/
論理の展開は今後に任せるが、欧米ではこの分野の活動が盛んであり、きちんと採算も取れ、よい給与も支払われているらしい。我が国との違いは、
寄付文化
の有無だ。
つまり、寄付がたくさん入ってくるから、それを経営に回せるということ。日本ではこれがない。
結果として、日本のNPOの経営は、青息吐息にならざるを得ない。
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この連載を読んで僕は、自分のビジネスに、「寄付」を取り込めないか?と感じた。「投資」でもいいのかもしれないけど、出す側が期待するものは違うだろう。
「寄付」はビジネスではない。
・・というより、この世界に存在する
富の偏り
を、僕は良い方向に利用したい。
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・農業は大切な産業だが、構造的に、潤沢な利益を稼ぎ出すことができない。
・なので、農業を支援したいと願う活動があっても、その対価を払うことができない。
このギャップを埋めることが出来れば、新しい何かが回りだす。
そうは思わないだろうか?
とりあえず僕は、このイメージを、経済の世界にいる友人に話してみよう。
機会があれば、その結果を報告したい。