イスカンダルに人がいない理由
令和版ヤマト。
2199
2202
2205
全体的に、すごくスピリチュアルな内容であると思う。
で、2205であるが、そこで、
イスカンダルに人がいない 〜正確にはスターシャのみ〜
理由が明らかにされる。
昭和のヤマトでは、イスカンダルの人々は、星間戦争で亡くなった・・とされていたが、令和版は違う。
イスカンダルのとある場所にある、
クリスタル柱の集合体
「墓標」とも見えるそれは、魂を保存する装置であった。
その中で人は、
自分の一番幸せだった記憶の中で、永遠に“生きる”
ことができる。
「魂」をなんらかの手法で機械に移し、保存する技術は、2199の“コスモリバース・システム”で暗示されている。
だからスターシャは、必要に応じ、クリスタルから魂を取り出し、「肉体」に移行させて、「人」を作り出す、いわばオペレーターとして存在しているわけだ。
この一連のシーンで僕は解釈した。
イスカンダルはこうやって
人口の削減に成功した
のだ・・と。
同時にこう思った。
永遠に「幸せ」の時を生き、努力もチャレンジも、そして、ふれあいも抱擁もないそんな世界は
嫌だ!!
とね。
クリスタルの中で眠り続けるたくさんの魂。
残ったのは、ごく一握りの、苦悩と喜びを繰り返す人間。
あなたはどちらを望む?
僕は、後者である。