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今日の参拝38 ~ご冥福~

年賀状欠礼の葉書が来た。誰からだろう?と見てみると、
「夫が・・」
と書いてある。「ん?」、読み進めると、なんと、大学の同級生ではないか!なんでも、3月に亡くなったらしい。

皆に愛されるいい奴だったのに。
結婚式には僕もお呼ばれして話もした。「鬱」を患ったらしい。
その時の話は、「そうなんだ・・」と印象深いものだった。
謹んで冥福を祈りたい。

・・そういうこともあったので、穏やかな日曜、お不動さんにお参りすることとした。大岩山日石寺。

21日が日曜であれば、護摩祈祷に加え、慶迎会に参加できる。11月がそのラッキー月なのだが、あいにくこの日は仕事となり、今年はもうそのチャンスがない。

ご先祖供養をその日にしたかったのだがしょうがない。ならば、その日までに「卒塔婆供養」の札(ふだ)をお納めしておくのが次善の策。それに同級生の分を加えることとした。

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観音堂。
僕はここで、3枚の札をお納めし、お祈りした。
少し長い時間、そこにいたかもしれない。

この日も素晴らしい秋晴れ。お寺は紅葉が始まっており、お参りではなく、散策で訪れる人もいたように思われた。

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11時。護摩祈祷が始まる。
直前まで、「ボランティア」なる人が、お堂の中で拡声器を使い、あれこれ説明をしていたのだが、これが静寂をかき乱している。
こんなことは初めてだが、僕は心をそこに持っていかないよう、深呼吸し、読経に集中した。
・・いつの間にか、忘れちゃったけど。

解禁のせいか、人出は多い。が、読経する人も多いわけで、それなりににぎやかな護摩祈祷となった。僕も少しブランクが開いたわけだが、ちゃんと読めたと思う。

3人の成仏を不動明王に託し、約1時間のお勤めは終了。なんとなく、肩の荷が降りた感じがする。

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では、帰ろう。
あくる日は、自分の企画した講習が始まる。
これに集中だ。

最後に・・・
ご祈祷が終わった後、お坊さんが先ほどの「ボランティア」さんの行動をたしなめておられた。

あの行動に違和感を感じたのは、僕だけではなかったようですね。


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