生活を大切にするということ。

仕事をするのが好きな私は、昔『ワークライフバランス』という言葉が嫌いだった。
プライベートを充実させるなんて考えていなかったし、今より生活に対する意識が格段に低かった。なにより、それに対して何の疑問も抱いていなかった。仕事で成果をあげることが私にとって一番重要なことで、それ以外は優先順位が大変低い人間であった。とはいえ、メンタルの弱い私は、頑張り続けることができるわけもなく、いまは定時に帰れる会社でのんびりと暮らしている。最初はそういう自分を恥じたけど、いまは折り合いをつけて受け入れている。

外出ができない状況になって、丁寧に「生活する」ことに向き合い始めた。料理をしたり、洗濯物を干したり、花を飾ってみたり、普段やれてなかったことに取り組んでいるうちに、心が少しばかり潤っている気がする。いつもは、ネットで記事など見かけても、ゆっくり読んでいる時間がなかったが、今はコーヒーを飲みながら、ゆっくり読んでいる時間がある。その時、これが「時を贅沢に過ごす」ということなんだなと思った。

「生活すること」の大切さを書いてきたが、やっぱりプライベートって大事だよね、で終わらせたいわけではない。生活するのは大事だが、やっぱり仕事がどうしてもがつがつやりたい、と思ってしまう自分とどう折り合いをつけるかが、大事だと思っている。

今時、正社員をしながら副業で稼いだり、フリーランスで働く方が増えたり、仕事のやり方はいろいろで、どういう人生を選ぶのか、自分で決められる範囲が広がっている。ほかのnoteをのぞいてみても、いろんな働き方をしている人たちがいる。どれがいい、悪いもない。生活もある程度大事にしたい、でも自由に働くことに妥協したくない、という欲張りな私に、あっている働き方はあるのだろうか？何もかも自分で選択できる世界で、次に自分が実現したいワークスタイルもこれを機に考えたいなと思っている。

うまいことが書けなかったけど、今日はここまで。
一週間、お疲れ様でした。