も：「もう少し」でつながる努力。

もう少し頑張ってみようかな、と毎日思えると努力が長続きするのかなと思う。

努力するのはおっくうだ。
先が見えないから、楽しいことが待っているとか能力がつくとわかっていても、今日はいいかなとか思ってしまう。自分がやっていることに効果があると実感できないのは、モチベーションにとても影響する。

しかし、何かを積み重ねていると、急に予期していなかった面白い出来事が降ってきたり、思わぬ発展があったりする。継続していると積み重ねの先に新しい偶然に出会えたりして、やっていてよかったなと思えることがきっとくる。視座を高めるというか、努力して能力や経験を身に着けると見えていなかった楽しいこと・面白いことに気づく時が来て、それをエンジンにさらなる高みに向けて頑張ることができる。

努力を継続することを考えると、ミヒャエル・エンデ『モモ』を思い出す。その中で、ベッポが言った言葉がとても印象的だったからだ。
内容をきちんと覚えていないのだが、「仕事を終わりのことまで考えるとうまくいかない。目の前の仕事のことだけを考えて、丁寧に仕事をするのだ。そうするとはかどって、いつの間にか仕事が終わっている」といったような内容だったと思う。
先を見すぎると努力ができなくなる。途方もない道のりに心がしんどくなって、無理だと思ってしまう。長い距離を一気に走り切るのではなくて、毎日着実に努力を積み重ねるほうがずっと効果が出る。

私はめんどくさがりなので、毎日習慣づけるよりも、一気にやってしまいたいタイプだ。とはいえ、毎日積み重ねた上に見えるものの豊かさに最近気づいたので、高めた自分から見えるものを発信できるようにという目標を掲げて、少しずつ努力したいなと思う。